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漢字伝来 岩波新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
| 発売年月日 | 2006/08/18 |
| JAN | 9784004310310 |

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商品レビュー
4
8件のお客様レビュー
日本に漢字が伝わって、それを日本人が受容してきた跡をたどる。先人の苦闘がしのばれる。日本以外の東アジアの国(韓国、ベトナム、女真、金、など)の文字のことも述べられている。
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◆中華文化圏の所産である漢字は、様々な形で列島に継受され、特異性を持った書字体系を作り上げたが、その過程をつぶさに解説する。また列島と半島の差異も興味深い指摘◆ 2006年刊行。 著者は北海道大学名誉教授(二松学舎大学客員教授)。 日本における記録の嚆矢となった漢字の導入...
◆中華文化圏の所産である漢字は、様々な形で列島に継受され、特異性を持った書字体系を作り上げたが、その過程をつぶさに解説する。また列島と半島の差異も興味深い指摘◆ 2006年刊行。 著者は北海道大学名誉教授(二松学舎大学客員教授)。 日本における記録の嚆矢となった漢字の導入。これから数百年後には仮名の原型となり、日本語表記の豊穣さを生む母体となった漢字。 本書は、4世紀ごろに導入された漢字(ただし、文字という意味保有の記号ではなく、単なる図柄としてなら銅鏡の中国からの移入とこれを模倣した国産鏡製造時に遡るが)が、表音記号として固有名詞に当て字として置換し、さらに日本語を表記する一法として読み下し形式を開発、さらにそれが展開してかな表記を作り上げていった。その過程を開陳する。 大まかな点では既有知識との齟齬はないが、細かい部分も書かれる上、参考とすべき史料(銅鏡ほか考古学史料も含む)を詳述するなど、著者の思考の根拠を窺い知れるのは買いである。 ここで一番印象的だったのは、日本語では漢字仮名交じりという形で落着した漢字の移入に対し、朝鮮語ではハングルという独立した文字を創出しており、この差異に関する著者の考察である。 それは日本語の場合、音節が母音で終わる開音節であり、閉音節も含む中国語の音を略することで当て字が可能であった。 ところが日本語と違い、朝鮮語は中国語と同様に子音で終わる閉音節の語である。つまり朝鮮語と中国語とでは、音節という点で共通するところが貧弱であり、中国語に共通する音ということで、漢字を朝鮮語の当て字に用いるということが極めて困難であった。 ならば、無理矢理に当てはめるよりは、自国語の音節に合う記号を新しく作り出した方が手っ取り早い。というものであるが、なかなか興味深い視点である。 もちろん、朝鮮半島の地政学的位置関係から、漢字を真の意味で捨て去れたのは戦後独立後であり、また表記における統語法は中国語=漢文の影響を強く受けているらしいが…。
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とても面白い。新書としてはかなり詳細に論じられている。注釈も充実している。特に注(25)はとても参考になった。
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