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オーメン 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社/河出書房新社 |
発売年月日 | 2006/05/30 |
JAN | 9784309462691 |
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オーメン
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商品レビュー
2.8
5件のお客様レビュー
怖い。面白い。70'sホラー最高…。 いちばん怖かったのが、本の値段が666円だったこと (読み終わったあとに震えた……)
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タイトルは The Omen――「前兆」の意。 有名過ぎて、観ていないのにストーリーを知っていて 観た気になってしまっている映画の一つの、 原作ともノベライズとも少し違う本を読んでみた。 というのは、 脚本家が制作と同時進行で書き下ろした小説だからで。 子供の名前は「ダミアン」だ...
タイトルは The Omen――「前兆」の意。 有名過ぎて、観ていないのにストーリーを知っていて 観た気になってしまっている映画の一つの、 原作ともノベライズとも少し違う本を読んでみた。 というのは、 脚本家が制作と同時進行で書き下ろした小説だからで。 子供の名前は「ダミアン」だと思っていたが、 この本では「デミアン」と書かれている。 もっとも、こちらの方が本来の発音に忠実な表記なのだろう。 澁澤龍彦の映画批評エッセイ集『スクリーンの夢魔』を 先日読んで思ったことなどを反芻。 これも「ニューロティック・スリラー」映画の一種か。 世界の覇権を握り、 経済的繁栄を謳歌していたアメリカの影の部分への、 人々の無意識的な不安を炙り出して祓除せんとする、 「●●が××なのも▲▲が■■なのも連中のせい」とばかりに 仮想敵を設定しようという、 観客のための悪魔祓い=カタルシス「装置」の意味を持つ 映画だったのではなかろうか……と。 で、映画はまだ観ていないので、 この小説版から受けた印象だけで言うと、怖くない。 キリスト教徒ではないから、 悪魔の手先が世界を支配する準備をしているというのが ピンと来ない……なんて言ったら身も蓋もないか。 というか、人智を超えた不気味な現象も描かれはするけれど、 悪魔そのものの姿や気配は登場しないし、 事件は悪意に満ちた狂信者らの陰謀が引き起こしたと 言ってしまえば、一応の説明はつくのだった。 精神的に不安定で、 恋愛して結婚するのが当たり前、 結婚したら子供を生むのも当たり前、 という、往時の社会的コンセンサスによるプレッシャーに 押し潰されてしまう主人公の妻キャサリンが、 とにかくかわいそう。 「そんなの関係ねぇ!」と 圧力に屈しないでいられる強さがないのを見込まれて 生贄にされてしまったようで。 同様に、主人公夫妻の子デミアン(ダミアン)も、 単体で反キリストとしての役割を務めてはいず―― だってまだ僅か四歳の幼児だし―― 悪人に利用されただけの、清い、但し空虚な、 教育次第でいかようにも染まり得る無垢の器といったところ。 映画(第一作、第二作)を観たら、 考えが変わるかもしれないけれど。
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こちらも余りにも有名なホラー映画の原作。やっぱり昔々、TVで放映されたのを見た記憶しかない……。 さて、怖いか怖くないかという話になると……案の定というかなんというか、さして恐怖感は無い。スピーディでサスペンスフルな構成で、『面白い』とは思うのだが。 何となく『エクソシスト』と連...
こちらも余りにも有名なホラー映画の原作。やっぱり昔々、TVで放映されたのを見た記憶しかない……。 さて、怖いか怖くないかという話になると……案の定というかなんというか、さして恐怖感は無い。スピーディでサスペンスフルな構成で、『面白い』とは思うのだが。 何となく『エクソシスト』と連続で読んだせいか、『悪魔→敵→戦う』というのがどちらにも共通しているように思う。この辺りのキリスト教的な対立構造がイマイチ恐怖を感じない一因だったりするのだろうか。 そういえば、ちょっと前に、『悪魔の数字は666ではなかった』という記事を読んだことを思い出した。ダミアン、悪魔じゃないやん……。
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