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密約 外務省機密漏洩事件 岩波現代文庫 社会136
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
発売年月日 | 2006/08/19 |
JAN | 9784006031367 |
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密約
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国家の裏切り、密会相手の裏切り、正義や真相への追及をおざなりにして俗世間の倫理へと論点をずらしていく公判は、”男女の秘め事” と “国家機密を知る権利” を天秤にかけていく。被告人のプライバシーは見世物として晒してしまって、果たして何が守られていくのか。私たちの生活はそんな権力者...
国家の裏切り、密会相手の裏切り、正義や真相への追及をおざなりにして俗世間の倫理へと論点をずらしていく公判は、”男女の秘め事” と “国家機密を知る権利” を天秤にかけていく。被告人のプライバシーは見世物として晒してしまって、果たして何が守られていくのか。私たちの生活はそんな権力者の暴挙のうえで安住できるはずがない。監視するのは、私たちの日常ではなく、権力の愚挙なのだ。言いなおすと、国家は私たちを守るふりして管理しようとする。そこに安住は無い。 筆者澤地久枝は権力批判に留まらず被告人の真実が万華鏡のように変幻する滑稽さに焦点を当てる。人に対してこうだと決めつけることは無意味、捉えどころの無さがまた人であり、法という規律からでは判断出来ないところに真相がある。そこまで思慮深くさせてしまうのが、この外務省機密漏洩事件なのだ。
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沖縄返還密約にかかる秘密漏洩裁判の傍聴記。何が国家秘密に当たるのかが争点なのかと思いきや、澤地さんも男女問題に多くを費やしている。物足りなさがある。いっそすべて削ぎ取ってしまえばよかったのに。 裁判で、またマスコミで取材手法が大きく取り上げられたのはわかるが、それは枝葉である。
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資料的価値はどうなのだろう? 著者のモノローグが多すぎはしないか。 何より事件の本質よりも検察が誘導した方向に著者自身が絡め取られた感がある。 そして本質には一切踏み込めずに終わった。 この内容なら100ページ前後で良い。
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