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一号線を北上せよ ヴェトナム街道編 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 2006/05/15 |
JAN | 9784062752718 |
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一号線を北上せよ
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商品レビュー
3.9
46件のお客様レビュー
ベトナム旅行の本かと思ったら、各所に行ったエッセイを集めたもの。 忙しくなってしまったので仕方がないか。
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沢木耕太郎(1947年~)氏は、横浜国大経済学部卒のノンフィクション作家、エッセイスト、小説家、写真家。著者が1974~5年に香港からロンドンまでを旅した記録『深夜特急』(発表は1986~92年)は、当時のバックパッカーのバイブル的存在としてあまりにも有名。『テロルの決算』で大宅...
沢木耕太郎(1947年~)氏は、横浜国大経済学部卒のノンフィクション作家、エッセイスト、小説家、写真家。著者が1974~5年に香港からロンドンまでを旅した記録『深夜特急』(発表は1986~92年)は、当時のバックパッカーのバイブル的存在としてあまりにも有名。『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞、『凍』で講談社ノンフィクション賞、その他、菊池寛賞等を受賞。 本書は、2003年に出版され、2006年に文庫化された。 私は、1980年代後半にバックパックを背負って海外を旅し、沢木の作品はこれまでに、上記の各賞受賞作をはじめ、『敗れざる者たち』、『流星ひとつ』、『キャパの十字架』、『旅の窓』、『チェーン・スモーキング』、『世界は「使われなかった人生」であふれてる』、『旅のつばくろ』、『作家との遭遇』、『あなたがいる場所』、など幅広く読み、最も好きな書き手は誰かと問われれば迷わず沢木の名前を挙げるファンである。 本書は、ベトナムの南都ホーチミンから北都ハノイまで、ベトナムの国道1号線をバスで旅した記録である。 私は、上記の通り、これまでも沢木の紀行文(旅のエッセイ集を含む)を多数読んできて、本書についても、沢木の作品の変わらぬ心地よさを感じるのであるが、更に、本書ならではの面白さをいくつか挙げるとすれば以下であろう。 一つは、沢木が旅の出発点ホーチミンでマジェスティック・ホテルを指定して泊まったくだりにある。沢木は上述の通り、『テロルの決算』で1979年(第10回)の大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したのだが、その年には近藤紘一が『サイゴンから来た妻と娘』で同時受賞しており、沢木は、1986年に近藤が亡くなった後、近藤の遺稿を集めた作品集を編集している。そして、その近藤にとって、サイゴンの街、とりわけマジェスティック・ホテルというのは特別な場所で、沢木はそこで近藤の思いを想像するのだ。私は、近藤も好きな書き手・ジャーナリストの一人で、『サイゴンから~』のほか、『サイゴンのいちばん長い日』等も読んでおり、とても興味深かった。 もう一つは、50歳を過ぎた沢木の穏やかな雰囲気・目線に惹かれるということだろう。もともと沢木は冷静沈着なタイプで、20代の旅を描いた『深夜特急』でも全体のトーンは大きく変わらないとはいえ、やはり20余年の人生を経た沢木の目に映る風景・人々の姿、そしてそれを著す筆致は一層優しいのだ。 コロナ禍のトンネルから数年振りに脱した今、再び旅をしたい、そして旅をするならこんな旅がしたいと思わせる、沢木ならではの一冊といえる。 (2023年8月了)
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沢木さんのベトナム紀行書。 現在ベトナムに在住中のわたし。 育った日本とは大きく異なる環境。人々。 最初はなかなか好きになれなかった。 しかし、沢木さんは"もの"の見方がとても自然なポジティブ。 自分がベトナムに感じていたネガティブな要素を、彼は全てポジ...
沢木さんのベトナム紀行書。 現在ベトナムに在住中のわたし。 育った日本とは大きく異なる環境。人々。 最初はなかなか好きになれなかった。 しかし、沢木さんは"もの"の見方がとても自然なポジティブ。 自分がベトナムに感じていたネガティブな要素を、彼は全てポジティブに捉え、感じていることに衝撃を受けた。 もしかしたらこの国、この人達はそんなに悪いものではないのかもしれない。と気付かされた。
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