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文学部をめぐる病い 教養主義・ナチス・旧制高校 ちくま文庫
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文学部をめぐる病い 教養主義・ナチス・旧制高校 ちくま文庫

高田里惠子【著】

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文学部をめぐる病い 教養主義・ナチス・旧制高校 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/筑摩書房
発売年月日 2006/05/12
JAN 9784480422156

文学部をめぐる病い

¥990

商品レビュー

2.6

7件のお客様レビュー

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2023/11/02

副題が教養主義ナチス旧制高校である。東京帝国大学文学部独逸文学科での著名な教授の説明である。これを読むのは、現在の東大文学部のドイツ語学科の学生しかいないであろう。教育社会学者の竹内様の批判の引用はしているものの、ナチスと日本におけるドイツ文学の関係は限定的である。それは、ドイツ...

副題が教養主義ナチス旧制高校である。東京帝国大学文学部独逸文学科での著名な教授の説明である。これを読むのは、現在の東大文学部のドイツ語学科の学生しかいないであろう。教育社会学者の竹内様の批判の引用はしているものの、ナチスと日本におけるドイツ文学の関係は限定的である。それは、ドイツ文学との関係であれば車輪の下やのカフカだけであろうが、ビルマの竪琴というドイツ文学ではない小説についても言及しているのは、単なる東大のドイツ文学者であるから説明したに過ぎない。

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2015/08/29

本著こそは著者の批判する自己特権化(エリート主義のそれではなく、文学ごっこを楽しんでいる大学院研究室的な)の成し得る興信所的レポート。公務員の労働組合より質の悪い、文学研究者による文学の侮蔑、倒錯した知的退廃ではないのか。安全で、「平和」な言語言語空間で調子よく過去を馬鹿にしてみ...

本著こそは著者の批判する自己特権化(エリート主義のそれではなく、文学ごっこを楽しんでいる大学院研究室的な)の成し得る興信所的レポート。公務員の労働組合より質の悪い、文学研究者による文学の侮蔑、倒錯した知的退廃ではないのか。安全で、「平和」な言語言語空間で調子よく過去を馬鹿にしてみせ、いつしか人間の知的営為さえも舐めてしまう。「みんな馬鹿だよね」と。おそらく、ではあるが、種々の学内政治や助成金等の取り扱いも(当時の人々に比べて)屈託なく、スマートなのだろうことも(蛇足ならが)想像できる。

Posted by ブクログ

2013/03/24

おもしろかった。が、読んでてかなりきつくもある。 著者も引用しているように、ホモソーシャル(セクシュアルではない)の見方は日本社会を見る上で本当に有効だとおもう。 <読者層>にありがちな特権意識、ナルシズム、アウトロー志向。 自省とか自己批判とか言いつつ、結局じぶんを特...

おもしろかった。が、読んでてかなりきつくもある。 著者も引用しているように、ホモソーシャル(セクシュアルではない)の見方は日本社会を見る上で本当に有効だとおもう。 <読者層>にありがちな特権意識、ナルシズム、アウトロー志向。 自省とか自己批判とか言いつつ、結局じぶんを特権化したいだけなんだなとグサリときた。

Posted by ブクログ

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