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SHI-NO -シノ- 天使と悪魔 富士見ミステリー文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 富士見書房/富士見書房 |
発売年月日 | 2006/09/15 |
JAN | 9784829163665 |
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SHI-NO -シノ- 天使と悪魔
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
“「貴方は支倉志乃という少女についてどのように考えていますか?彼女と共にいて、何を感じますか?可愛らしい少女?えぇ、確かに彼女はとても可愛らしいと思います。不思議な少女?それも事実でしょうね。彼女はたとえばお世辞の世界チャンピオンだって普通とは表現できないでしょう。何処か恐ろしい...
“「貴方は支倉志乃という少女についてどのように考えていますか?彼女と共にいて、何を感じますか?可愛らしい少女?えぇ、確かに彼女はとても可愛らしいと思います。不思議な少女?それも事実でしょうね。彼女はたとえばお世辞の世界チャンピオンだって普通とは表現できないでしょう。何処か恐ろしい少女?それは真に迫っていると思います。彼女は本当に恐ろしいですから」 「何を……言いたいの?」 「簡単な事です。貴方がどのように考えているのかは知りませんけれど、それは本質を捉えていない。わたしが彼女を初めて見た時の、そして今なお変化する事なく感じ続けている感想を言いましょう――『怪物』です」 怪物、それは凡そ女の子相手に使うには相応しくない単語だ。 他の誰かに言われていれば、本気で怒っていたかもしれない。 それはだって、明らかな蔑称なのだから。 けれど、それでも怒れなかった理由は二つ。 一つは真白ちゃんの顔があんまりにも真剣だった事。 そしてもう一つは――僕自身がそれを否定しきれない事。” ミステリ要素は今回少なし。 志乃の本質は未だ鮮明にはならず。 “「……ま、まず先に、一つ質問させてもらって構わないかな?」 「はい?もちろん、構いませんけど」 「……もう会う事はない、とか言ってなかったっけ?」 人間、不思議だ。驚きすぎると逆に冷静になるらしい。きっと感情のパロメータがクルリと一回転してしまったのだろう。 「おかしな事を言いますね?」 けど、そんな僕とは対照的に真白ちゃんはニコリと、それはもう、凡そ世界の何処を探したってそれ以上はないだろうってくらい楽しげに笑った。 「わたしは『少女』ですよ?嘘くらい、吐きます」 「―――――」 何だろう、この説得力。”
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うーん…… あいかわらず心理描写やそれにせまる知識のせめぎ合いには目を見張るものがあるのですが、イマイチ突き抜けない。 トリックやら何やらもいつも薄っぺらい。 でも読ませる何かがあるのは確かです。
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志乃ちゃん愛らしいです。 彼女がこの先どこへいきつくのか、主人公はそんな彼女を支えていけるのか。 とても楽しみです。
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