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発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画
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発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画

阿部利彦【著】

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発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ぶどう社/ぶどう社
発売年月日 2006/10/05
JAN 9784892401862

発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画

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2022/01/27

「オンラインブックトーク紹介図書2021」 ▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00483359

Posted by ブクログ

2011/10/02

 とてもまなざしがあたたかい、というのが第一印象。  たとえば、クラスでもめごとがあって、その場に発達障がいなどの普段から注目されている子がいた場合、つい「また○○くんね」とその子に目が奪われがちだが、実はその子の周りには、「わざと刺激する子」や「問題行動を真似する子」、「影でコ...

 とてもまなざしがあたたかい、というのが第一印象。  たとえば、クラスでもめごとがあって、その場に発達障がいなどの普段から注目されている子がいた場合、つい「また○○くんね」とその子に目が奪われがちだが、実はその子の周りには、「わざと刺激する子」や「問題行動を真似する子」、「影でコントロールする子」や「トラブルを期待する子ども集団」などがいる。そういった全体をとらえて、その子の周りにいる子どもたちの気持ちを安定させ、すべての子どもが落ち着いて授業に取り組める環境を構成し、学級全体を成長させてあげると、自然に子どもたちが支えあう雰囲気ができあがっていく。そして学級がまとまっていくのに添って、発達障がいを持つ子もともに成長していく。というもの。  また、その子にあった支援が大切ではあるが、それは、その子の自尊心に十分配慮して行う必要があること、「みんなよりできないから」「だめな人間だから」と、ネガティブな特別扱いとして支援を受けていると子どもたちに感じさせることは、絶対に避けなければならないと説く。  「障がいを持つ子を受け入れ、世話してやっている」雰囲気のクラスと「自然にみんなが支えあっている」クラスの違いは、先生や保育士がふだんその子に接する態度や言葉がけがモデルになっているというくだりでは、発達障がいを持つ子よりむしろ自分の接し方が、クラスの問題をつくっていると指摘されているようで、ドキっとします。  発達障がいを持つ子だけを注視せずに、よいところに目を向けて(心のストライクゾーンを広げて)、一緒に成長していこう!という考えが随所に感じられ、ポジティブな気持ちに慣れます。もっと著者の本を読んでみたいと思いました。

Posted by ブクログ

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