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又蔵の火 新装版 文春文庫
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又蔵の火 新装版 文春文庫

藤沢周平(著者)

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又蔵の火 新装版 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/文藝春秋
発売年月日 2006/04/06
JAN 9784167192402

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又蔵の火 新装版

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商品レビュー

3.5

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2026/02/11

藤沢周平の中短篇時代小説集『新装版 又蔵の火』を読みました。 藤沢周平の作品は、先日読了した『闇の穴』以来ですね。 -----story------------- 一族の面汚しとして死んだ放蕩者の兄のため、理不尽ともいえる仇討ちを甥に挑む又蔵。 鮮烈かつ哀切極まる決闘場面の感動...

藤沢周平の中短篇時代小説集『新装版 又蔵の火』を読みました。 藤沢周平の作品は、先日読了した『闇の穴』以来ですね。 -----story------------- 一族の面汚しとして死んだ放蕩者の兄のため、理不尽ともいえる仇討ちを甥に挑む又蔵。 鮮烈かつ哀切極まる決闘場面の感動が語り継がれる表題作の他、島帰りの男と彼を慕う娘との束の間の幸せを描いた「割れた月」など「主人公たちは、いずれも暗い宿命のようなものに背中を押されて生き、あるいは死ぬ」と作者が語った初期の名品集。 ----------------------- 藤沢周平の初期を収録して1974年(昭和49年)に刊行された作品……以下の5篇が収録されています。  ■又蔵の火  ■帰郷  ■賽子無宿  ■割れた月  ■恐喝  ■あとがき  ■解説 常盤新平 同族相討つ凄絶な仇討ちの一部始終をえがいて鮮烈な感動をよんだ表題名篇、加えて「帰郷」「賽子無宿」「割れた月」「恐喝」など全5作を収録……暗い宿命に背中を押されて生き、あるいは死んでいく主人公たちを抑えた筆致で哀感を込めて描き、鮮烈な感動を呼んだ初期名品集。 派手な事件も大きな英雄譚も登場しないのですが、読み終えると胸の奥に小さな火が灯るような静かな熱が残る……そんな作品集でしたね、、、 そんな中で特に印象に残ったのは、 土屋万次郎は土屋家の鼻つまみ者で、弟の又蔵とともに荘内藩を脱藩するが、2年後に戻ったところを捕えられ、連行中、甥の土屋丑蔵等に斬殺さる……又蔵は万次郎の中に放蕩の快楽に浸った以上に悲惨で傷ましいものを見てきていたことから、この兄のことを憎むことが出来ず、故郷に戻り理不尽とも思える仇討ちを果たそうとする『又蔵の火』、 老いた渡世人の宇之吉が故郷に戻り、飲み屋の女であるおくみが実は自分の娘であることを知る……そのおくみと出来ていた若い渡世人である源太が厄介ごとに巻き込まれていることを知り、ひと肌脱ごうとする『帰郷』、 ちんぴらの竹二郎は、難癖をつけた備前屋の娘に助けられる……その竹二郎が善九郎の指示で、博奕で大負けしている店の若旦那に金か女で払えと強請をしたところ、連れて来られた女は竹二郎を助けた娘だったことから、竹二郎がその娘を助けようとする『恐喝』、 の3篇かな……どの作品も、物語の結末は必ずしも希望にあふれた明るいものではないのですが、それぞれの抱える困難や苦境から何とかして脱却したいとあがく人間を、温かく視線で描いてあり、暗さが目立つものの、感情移入しながら読むことができました! 面白かったです。

Posted by ブクログ

2025/04/13

一見ありふれた話であり、それぞれの短編も似たようなものでありながら、それぞれがなんとも味わい深い。なんでもないような人でもそれぞれ物語があるように、それぞれの短編に人の世の悲哀がこもっている。全く手抜かりのない筆致によって読んでいるうちについつい手が止まらなくなる。

Posted by ブクログ

2023/07/01

藤沢周平さんの世界はほんといいです。疲れた時さらっと読みたい。この作品に「帰郷」という作品が入っていて、仲代達矢さん主演で時代劇専門チャンネルでドラマ化され、劇場公開もされたので観に行きましたが、これも渋かった。時代劇っていいなぁ。

Posted by ブクログ