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タオ 老子 ちくま文庫
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タオ 老子 ちくま文庫

加島祥造【著】

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タオ 老子 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/筑摩書房
発売年月日 2006/10/10
JAN 9784480422675

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商品レビュー

4.1

53件のお客様レビュー

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2012/06/25

珠玉の『老子』訳

加島祥造先生は、信州は伊那谷に住まわれ、身心共に「道化」された、現代のタオイストである。加島先生が、主に『老子』の英訳を再度邦訳して生まれたのが本書。従って、妙味に溢れた詩集となっている。 『老子』原典と違い、暗記するのは難しいが、老子道学の空気に心浸してみては如何だろうか。

聖熟女☆ミ

2025/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

老荘思想というものが世の中にはあるそうなので、ちょっと読んでみたいなと思ったところ、近所の図書館にはこの本しかなかったので、仕方なしに貸出することにした。実際に読んでみると、詩体で語りかけるように訳してくれていたので、仕事を辞めてだいぶおつむが緩くなっている私には丁度良く感じた。所々抜粋する。 22P タオの人は、自分のいるところを、いつも善いところと思っている。 私はタオの人とやらになりたいので、自分のいるところを、善いところだとたまに思ったりする。色々と努力してみたつもりではあったが、今はこうして無職である。結果的に見れば落伍者に過ぎないが、何度目かの落伍者になっている。それでも家があって飯を食えて一緒に生きてくれる人と出会えたのだから、社会的には落伍者だろうが私個人的には幸運に恵まれていると思う時もある。でも何をやっても噛み合わなかったり、仕事関係であくせくしていたときは、そのように考えることができなかった。毎日どこかに逃げたかったし実家や自宅でないところに帰りたくなっていた。余裕がなかったり、苦しかったりすると、きっとタオから遠のいてしまうのだろう。 53P 自分のなかにある素朴な素質をなによりも大事にすることーー自分のなかにある本性は、もともと、我を張ったり、欲張ったりしないものだ、と知ることーー そもそも自分自身が何を欲しているのか、欲張っているのか、はっきり自覚できる人はそう多くないと思う。私も「こうしなければ」「ああであるべきだ」と考えてしまうのは、それが社会に求められるからだ、と感じているけれど、実は自分自身が欲張っているからなのかもしれない。それこそ手放すべき“我欲”というものなのだろうか。もしそうだとしても、それすらも手放し難いのは、恐れているからだろう。何を一体恐れているんだろう。 61P 第二十二章 マイナスは大きなプラスを妊む 突っ張って直立するものは折れやすい 自分を曲げて譲る人は、かえって終わりまでやりとげる また仕事を辞めてしまった。いつも長続きしない。それはいつものことなのだが、仕事を続けなければ、今度こそ辞めないと思って続けていた時の方が、ずっと折れそうで苦しかった。私は私なりの道を最後までやり遂げられるのだろうか。そうであってほしいと願うばかりだし、そうに違いないと信じている。 219P 第七十九章 怨みは根深いもので、これを去るには「忘れること」しかない …… 「怨み」というひとつの感情が無くなるだけでも人は、そしてこの世は、どんなに落ち着いたものになることか。 蛇のように怨みを忘れられない性質ではあるので、こうして落ち着いて生活できていると、随分世界は明るいものなのだと思い出す。毎日頑張れたことは苦労は多かったものの、苦しくて仕方なかった。こうして手放せたことがかえって良かったように思うのは、怨みを忘れつつあるからだろうか。 最後に抜粋するのは、第八十章にあった『理想の国』という解釈で、私はこれを読んだとき、まさに同じように願っている人が遥か昔に存在して、こうして訳されていることに感心した。理想とある以上叶えられることはないのかもしれないが、誰しもが同じように願っているのだと、それがわかっただけで救われるような気がした。 221P 第八十章 理想の国 私は国境のない世界を願っているがまだ無理のようだから、自分の理想とする国を、描いてみよう。 私の大切にしたいのは大きな国でも強い国でもないよ。 ほんの小さな、まあ、村落の集まりのようなものだ。人口もごく少ない。住民たちは、いろいろの道具を持っているがろくに使おうとはしない。みんな命を大事にするから危険な旅なんかに出ない。舟や車は持っているんだが、ほとんど乗らないってわけだ。同じように武器もちっとは備えているけれども誰も使わないし商取引をするには、ただごく単純な数え方ですます。 それでいて食事はゆったりと、おいしい物を食べ着るものは美しい上等な服、日々は安楽であり、習慣を乱そうともしない。隣の国は近くて、犬の吠える声や鶏の鳴く声が聞こえるほどだが、そんな隣国とも往来しない、 そして、ずいぶん歳をとってから静かに死んでいく。 著者は伊那谷に独居していたこともあり、信州大学に在籍したこともある、加島祥造。長野に在住している私からするとこれもある種の縁のように感じた。こうして老荘思想の入り口として本書に出会えたことが僥倖だ。無為自然を掲げて全てを放棄するのではなく、小賢しい作為を手放して、私自身が進んだ跡こそが道になるように、これからも色々と悩みながら右往左往してでも生きていっていい、そう肯定してくれるような本だった。

Posted by ブクログ

2024/09/10

治大国 若煮小鮮、大国を治るは、小魚を煮るがごとし、色々突っつくと、小魚が崩れる、と。老子良いですね、☆四つです

Posted by ブクログ