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イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ 光文社古典新訳文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社/光文社 |
| 発売年月日 | 2006/10/20 |
| JAN | 9784334751098 |
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イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ
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イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ
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商品レビュー
4.1
45件のお客様レビュー
「イワン・イリイチの死」 死ぬ間際に、自分の人生が迫ってくる。 自分のやってきたことに心が裁かれる。 どのような涙をながすことになるのか。 ごまかそうとしても、ごまかしきれない。 その迫力を堪能できる作品だと感じた。 描かれた人間の利己的な心が、滑稽ですらある。 この滑稽さに気...
「イワン・イリイチの死」 死ぬ間際に、自分の人生が迫ってくる。 自分のやってきたことに心が裁かれる。 どのような涙をながすことになるのか。 ごまかそうとしても、ごまかしきれない。 その迫力を堪能できる作品だと感じた。 描かれた人間の利己的な心が、滑稽ですらある。 この滑稽さに気づかないなんて、物事の本質を見ようとしなかったつまらない人生だな。と思ってしまう。 自分は特別な存在で、死ぬとは思えない。そんなイワン・イリイチの死生観は幼稚だと感じる。 今まで人の死を見たことはなかったのか。 そこから何も感じなかったのか。 ついそう思ってしまう。 しかしそれに対する答えは、初めの部分で彼の同僚たちが示した態度に集約されているのだろう。 浅はかだ。 でも、私だって、本当に死に直面したら、どう感じるのか。今はまだわからない。 とも、思った。 「クロイツェル・ソナタ」 ”短期型の売春婦は通例軽蔑され、長期型の売春婦は尊敬される” つい笑ったわ。 極端だと思える結婚観や恋愛観・女性観、男性観が述べ られていくのだが、どこか否定しきれないもどかしい思いも募る。 それが全てではない。しかし、それもある。 話の入り口は、そんな感覚に陥った。 男の結婚生活についても、同様に感じた。 わかる。そういう夫婦もあるのだろう。でも、そればかりではない。 そんな夫婦ばかりではない。 言葉を介して理解しあえる夫婦だって、たくさんある。 話し合って歩み寄る努力をしている夫婦も、いたわりあっている夫婦も、たくさんある。 見た目や肉欲で結婚したらこうなる可能性が高まるのかもしれない。と思った。 話し合えないこと、それは不幸の始まりだな。と。 全部読み終わってから、冒頭の結婚観の部分を読み返すと、老人・婦人、そしてこの男の主張の意味と、それぞれの不完全さがはっきりと見えてくる。 それも、面白かった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
以前(と言っても2025年の6月の樫本大進)、ヴェートーヴェンのクロイツェル・ソナタを聞いた時に、トルストイがそれを踏まえて小説を書いていると知って、次にもしクロイツェルを聞くことがあったら、読もうと思っていたところ、案外早くその機会が訪れそうなので、読みました。 収録されている「イワン・イリイチの死」も面白かった、し死への向き合いシミュレーションとして、真に迫るものがあって、トルストイすごい…と概ねなっていた。何も背景なく本作を手に取ったら、むしろ「イワン・イリイチの死」の方が面白かった&好きだったかも 「クロイツェル・ソナタ」 …そもそもわれわれ男性だけが知らないこと、それも知りたくないがゆえに知ろうとしないことで、女性がよく知っていることがあります。それはもっとも高尚な、いわゆる詩的な恋愛というものが、精神的な価値によってではなく、肉体の親近感によって左右されること、しかも髪型とかドレスの色や仕立てとかでどうとでもなるものだということなのです。…高尚な話題を巡る会話なぞはしょせんただのおしゃべりに過ぎず、男が必要としているのは肉体、および肉体をもっとも魅惑的な光で浮き立たせてくれるものすべてであると。(p.179-180) …女性の権利が不在だというのは、なにも選挙権がないとか裁判官になれないとかいう意味ではありません。…そうではなくて、女性が性的な交渉において男性と平等ではないこと、つまり自分の欲望に従って男性と交わったり交わらなかったりする権利、男性から選ばれるのではなく、自分の欲望に従って男性を選ぶ権利を持っていないことが問題なのです。(p.189) …でも少し時がたつと、またもや互いの憎しみが恋情によって、つまり性欲によって覆い隠されることになり、私はまたもや、この二度の喧嘩は過ちであり、取り返しがつくのだと思って自分を慰めたのでした。(p.209) …でも、そうしたいろんなことをしてみせながら、女性に対する見方はまったく変わっていません。女性は相変わらず快楽の道具であり、女性の肉体は快楽の手段です。そして女性の側もそのことを承知しているのです。これはもう奴隷制と同じですね。(p.220) …都会というのは、不幸な人間たちには暮らしやすいところです。都会の人間は、自分がとっくに死んでいる、朽ち果てているということに気付かぬまま、百年でも生きていられますからね。自分のことを反省する暇がないくらい、いつも忙しいわけですよ。(p.244)
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エリザベスキュブラーロスの死ぬ瞬間と通じるものがあった、死ぬことを考えた。それからロシアの女をまたよく知れた。
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