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宮城道雄【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社/河出書房新社
発売年月日 2006/08/30
JAN 9784309017747

心の調べ

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商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2013/09/07

 大正・昭和の資料映像を見たとき遥か遠い世界とは思っても、心の底をさぐればどこかに記憶の残りかすのようなものがあるような気がするが、そのころの音の世界となると、これはもう想像を絶する別世界であろう。その音の世界を類まれなる検校である宮城道雄が、ていねいに、まことにていねいに再現し...

 大正・昭和の資料映像を見たとき遥か遠い世界とは思っても、心の底をさぐればどこかに記憶の残りかすのようなものがあるような気がするが、そのころの音の世界となると、これはもう想像を絶する別世界であろう。その音の世界を類まれなる検校である宮城道雄が、ていねいに、まことにていねいに再現してくれたのが、本書に収められたエッセイである。  人の声、足音、鳥のさえずり、吹き付ける風、軒をつたう雨、川のせせらぎ、波の音、‥‥、本書に収められたエッセイはその一つひとつの音についての著者の想いが、静かに、静かに、語りかけてくる。  宮城道雄という稀代の検校だからこそ、音だけの世界とはかくも彩り豊かなものなのであるということを伝えることができたのだろう。

Posted by ブクログ

2012/07/22

「春の海」の作曲者として有名な宮城検校の随筆。聴覚にすぐれた人の独特の感性が光る。また、とても真面目な人柄が伝わってくる。親友の内田百閒先生とのユーモアあふれる校友録が素晴らしい。

Posted by ブクログ

2012/01/26

宮城道雄のエッセイ。優しい語り口でとても心地よかった。この本を読んでから、日常で感じることが変わった気がする。 宮城道雄は盲目になり、芸に没頭できる人生が歩めて幸せだし人生が三度あっても足りないぐらい勉強したいことがたくさんある、と語っていたのに列車から転落して亡くなったとかや...

宮城道雄のエッセイ。優しい語り口でとても心地よかった。この本を読んでから、日常で感じることが変わった気がする。 宮城道雄は盲目になり、芸に没頭できる人生が歩めて幸せだし人生が三度あっても足りないぐらい勉強したいことがたくさんある、と語っていたのに列車から転落して亡くなったとかやりきれない。 処女作「水の変態」を聴きたくなった。

Posted by ブクログ

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