おだやかな隣人 徳間文庫

赤川次郎【著】

• 販売会社／発売会社: 徳間書店/徳間書店
• 発売年月日: 2006/10/15
• JAN: 9784198924911

商品レビュー

2010/05/28

平々凡々なサラリーマ…

[文庫ＯＦＦ]

平々凡々なサラリーマン一家の隣に、引っ越してきた宮沢家。なんと家族構成、各人の年齢にいたるまで完全に同じだった。近所付き合いが進む内に戦慄の事件が起きる…。赤川作品異色のホラー・ミステリー。

2012/12/13

赤川次郎「おだやかな隣人」読了。
怖かった。最近、他人の家に乗り込んで、家を乗っ取るという実際の事件があったので、なおさら怖かった。
他の方の感想に「友子のお腹に宿った子どもの父親が誰なのか－」などのレビューがあったが、最後に読者に考えさせる物語を書くのが赤川次郎作品の特徴。この終わり方でよい。最高です。読みやすいので、ぜひ読んでもらいたい。

2011/08/07

赤川次郎の作品は、映画級、テレビ劇級、試作品という3つに分類しながら読んでいる。

映画級とは、きっと2時間か3時間の映画にしたら面白いだろうなという作品。
テレビ劇級とは、テレビの30分または60分の番組にしたら面白いだろうなという作品。
試作品とは、映画級、テレビ劇級の作品を作る段階での、あらすじか、部品として使えるもの。

おだやかな隣人は、テレビ劇級だと思うが、少しわかりにくいところが多い。

どういう原理で、生きている人に成り代わるのか。
小川友子の妊娠している子供の父親は誰か。
最初に登場した田中正男はどうなったのか。