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狼と香辛料(Ⅲ) 電撃文庫
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狼と香辛料(Ⅲ) 電撃文庫

支倉凍砂【著】

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狼と香辛料(Ⅲ) 電撃文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 メディアワークス/角川書店
発売年月日 2006/10/25
JAN 9784840235884

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商品レビュー

3.9

63件のお客様レビュー

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2009/07/18

恋敵の登場と深まる絆

連れが美貌の持ち主だと一度くらいは遭遇するかもしれない「恋の争奪戦」な第3巻である。このテの展開が苦手な諸兄は(邪道かもしれないが)最後の挿絵を見てから読めばいいかも。終わってみれば「おいおい、2人の仲がますます深まってるじゃないの」という、ロレンスの空回りが導いた自業自得と言え...

連れが美貌の持ち主だと一度くらいは遭遇するかもしれない「恋の争奪戦」な第3巻である。このテの展開が苦手な諸兄は(邪道かもしれないが)最後の挿絵を見てから読めばいいかも。終わってみれば「おいおい、2人の仲がますます深まってるじゃないの」という、ロレンスの空回りが導いた自業自得と言えなくもない展開である。突然現れた恋敵に余裕を見せながらも内心の動揺からボタンを掛け違えたところに、ホロの故郷ヨイツの情報が悪い方向に後押ししてしまう最悪の偶然が加わってすれ違いを生んでしまう。ここでのロレンスの間違いは、ヨイツの情報収集にホロを帯同させなかったことだろう。例えホロにとって悲しいことであっても早晩分ることを先送りすることに益は無く、むしろ一緒に驚いて悲しんで、そして乗り越えることを選択すべきだったんだろうな、それこそがホロの望む「遠慮のない、近い距離の関係」なのだろうなと思う。なので、そうした近い関係に成熟していくための試金石となる出来事だったとも言えよう。恋敵として登場したアマーティへの対抗心よりもホロへの信頼がモノを言う訳だが……でもねぇ……男としてはロレンスの心情もよ~く分かるだけにね、右往左往して迷いに迷いまくるロレンスには同情を禁じ得ないのである。それだけにクライマックスでのホロの行動(腹に据え兼ねたというアマーティの言葉が気になる)と、その後の説教が微笑ましくて面映ゆく溜飲の下がるエピローグになっている、というかロレンスさん、軽く聞き流してるみたいだけど、ホロが何気にすんごい重要なこと言ってたの気付いてる?とツッコミたくもなる甘くも深い絆で結ばれてて、むしろ「ごちそうさま」である。

DSK

2022/09/09

ライトノベルだということであまり言いたくは無かったが、一言。 物語の山を一つに限定すると、分かりやすい反面、薄っぺらいものしか出来ない気がする。 途中に崖があろうと無かろうと、意味が無い。 このままの状態が続くならば・・・ 次巻に期待。

Posted by ブクログ

2021/09/13

クメルスンの町に入ったロレンスとホロは、アマーティという若い魚商人に出会います。ホロに惚れた彼は、ロレンスからホロの身柄を引きとると申し出て、ロレンスの心は乱されます。 その一方でロレンスは、錬金術師のディアナことディアン・ルーベンスという女性をたずねて、ホロの故郷であるヨイツ...

クメルスンの町に入ったロレンスとホロは、アマーティという若い魚商人に出会います。ホロに惚れた彼は、ロレンスからホロの身柄を引きとると申し出て、ロレンスの心は乱されます。 その一方でロレンスは、錬金術師のディアナことディアン・ルーベンスという女性をたずねて、ホロの故郷であるヨイツについての情報を得ることになります。しかし、ディアナからの手紙をホロが読んでしまい、彼女は自分の故郷がなくなってしまったことを知ります。さらに、ロレンスがディアナからの情報を彼女にかくしていたこともあって、二人のあいだに隙間が生じていきます。 ホロをめぐってロレンスとアマーティが争うというストーリーなのですが、両者が商人であることから、ビジネスの舞台で戦いがおこなわれることになります。ロレンスとホロの気持ちのすれちがいも含めてきれいな構成にしあがっているように感じました。

Posted by ブクログ

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