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シーシュポスの神話 新潮文庫
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シーシュポスの神話 新潮文庫

カミュ【著】, 清水徹【訳】

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シーシュポスの神話 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2006/09/01
JAN 9784102114025

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シーシュポスの神話

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商品レビュー

3.8

65件のお客様レビュー

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2010/05/28

「異邦人」の背景を語…

「異邦人」の背景を語るカミュの哲学的エッセイです。「真に重要な哲学的な問題はたった1つしかない。自殺の問題だ。」という衝撃的な文章から始まる本書は、カミュの「不条理な哲学」を理解する上で、必読の書だと思います。

文庫OFF

2023/12/14

『シーシュポスの神話』を読んでみた。 ……。 ペストよりも複雑。訳のせいなのか、原文もやはり複雑なのか。 カミュの思考の断片を読む…みたいな目的があるなら楽しいかも知れない。けど、個人的には回りくどく延々と同じ事を違う言葉で言ってるだけにしか見えなかった。 この辺りの思考...

『シーシュポスの神話』を読んでみた。 ……。 ペストよりも複雑。訳のせいなのか、原文もやはり複雑なのか。 カミュの思考の断片を読む…みたいな目的があるなら楽しいかも知れない。けど、個人的には回りくどく延々と同じ事を違う言葉で言ってるだけにしか見えなかった。 この辺りの思考が『ペスト』のあのあたりに反映されてるんだな。という部分もあったけど。 知らなくてもペストはペストで十分、疲れる物語だった。私には『ペスト』で意味が分からず疲れた部分を、ぐっと深堀してもっと疲れるため作品でしかない。 頑張って読んでみたけど、何を読んでるのか分からなくなる。 物語ではなくて、エッセイなのでなおさら、『個人の思考』の話。個人的すぎて、分かるケド……分かるケド、そんなのを長々と綴られたらこっちが発狂するわ。と思った。 不条理がどうのこうのと書いてあったけど、こんなのを読んでると『この本を読む事が不条理である』という思考に行きつきそう。 タイトルにある『シーシュポスの神話』とは、岩を山の上まで運ぶと、その岩が転がって再び山の上まで運ばなければいけないという地獄の物語らしい。 この本の事だろうか? 一度読んだと思える部分が再び繰り返される。 ……で?何の本だった?と聞かれると、 『意味の分からないモノを延々と繰り返す本』と言ってしまいそう。 もちろん、繰り返して読む気はない。本棚の奥深くに眠らせてしまいたい一冊。本棚の奥深くから引っ張り出したけど、再び戻そうと思う。

Posted by ブクログ

2023/10/15

難解な本だった。おそらく、まだ内容を理解できてはいないだろう。 世界に「永遠なるもの」の存在を否定した結果、本能的に世界に真理を求めようとする人間の生は、無意味なものとなる。我々は、何の希望を持つことも許されず、無基準の「自由」で不条理な生活を強いられる。それでは、今ここで自殺...

難解な本だった。おそらく、まだ内容を理解できてはいないだろう。 世界に「永遠なるもの」の存在を否定した結果、本能的に世界に真理を求めようとする人間の生は、無意味なものとなる。我々は、何の希望を持つことも許されず、無基準の「自由」で不条理な生活を強いられる。それでは、今ここで自殺することは、不条理な生に直面した人間にとって、優位な選択となりうるだろうか。 いや、違う。なぜならば、自殺は不条理を不条理でなくそうとするものだからだ。不条理に対する人間にとってそれは、一種の欺瞞である。 それでは、どうやって我々は生きるのか。それは、不条理な運命に対する反抗であるとカミュは述べている。その反抗を通じて、我々はこの無意味な世界とその人生に満足感を得ることができるのだ。 時期的にもナチスへのレジスタンス精神の影響を感じる内容だった(もちろん、元からそのような人物であった可能性もあるが)。 個人的には、彼の考えに同調できない部分があることも事実である。 まず、反抗により得られる幸福は、明晰な見解のもとでは空虚なものとなりうるのではないか。つまり、不条理に対する反抗を通じて満足感を得ようとする試み自体が、その幸福を、たとえ自己欺瞞的なものであれ、希望と化することにつながるのではないかということである。 こうしたことからも私は、彼らは不条理な人間というよりも、反抗する人間と呼んだ方が正しいのではないかと思われた。彼らは不条理な世界で存在しない意味を見出すべく反抗しているのではなく、ただ単に反抗したいから反抗しているのではないかと考えたのだ。手段と目的が混同されているように感じたのだ。 不条理な世界や運命に対する反抗とは、つまるところ自由の回復である。そして、彼らは自由であるために悲劇的なのだが、そこに自己陶酔的な満足感を感じているのだ。それこそまさに、哲学的自殺ではないのだろうか。

Posted by ブクログ

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