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シーシュポスの神話 の商品レビュー

3.8

72件のお客様レビュー

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「異邦人」の背景を語…

「異邦人」の背景を語るカミュの哲学的エッセイです。「真に重要な哲学的な問題はたった1つしかない。自殺の問題だ。」という衝撃的な文章から始まる本書は、カミュの「不条理な哲学」を理解する上で、必読の書だと思います。

文庫OFF

2026/04/09

むずい。なんなら最後の方はもうほぼ読んでない。異邦人は色々と考えさせられながら読んで、父が影響を受けたというカミュの思想をもっと知りたいと思ってシーシュポスを手に取ったはいいものの、読みにくすぎる。これを通して理解できる、理解しようと思える日が来るのか。。 それでもなんとか目に...

むずい。なんなら最後の方はもうほぼ読んでない。異邦人は色々と考えさせられながら読んで、父が影響を受けたというカミュの思想をもっと知りたいと思ってシーシュポスを手に取ったはいいものの、読みにくすぎる。これを通して理解できる、理解しようと思える日が来るのか。。 それでもなんとか目に留まった部分(自分なりにわかりやすくしたもの)を備忘録としておいておく。 「生きるとは不条理に対して意識的であり続けることである。自殺は不条理へ同意することであり、認識の不足である。」

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2026/03/18

異邦人を読んで感じたこと以上に得られるものはなかった。ルムソーの、あの強い真理はこんな風にぐるぐるぐるぐる考えた結果に生まれたものだったのか、というのが分かったくらいで。前半の哲学の話とか、理解が難しい部分が多かったせいかもしれないけれど。

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2026/02/15

頂上を目がける闘争ただそれだけで、人間の心をみたすのに充分たりるのだ。いまや、シーシュポスは幸福なのだと想わねばならぬ。

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2025/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「侮蔑によって乗り越えられぬ運命はない」 死ぬまで永遠に岩を山頂へ押し上げ続ける運命にあることを ただ受け入れたり、何かに縋るのではなく、その運命を意識的に反抗し、岩を押し上げる意味を見出し、不条理な世界を生きていく 頭の中にイメージがこびりつき影響を受けた本 自分で自分を不幸にしては死んでいるも同然か・・・ 異邦人のムルソーが最後に「私がより孤独でないことを感じるために、この私に残された望みといっては、私の処刑の日に大勢の見物人が集まり、憎悪の叫びをあげて、私を迎えることだけだった」といった心の内がシーシュポスの神話を読み、前よりわかったような気がする。

Posted byブクログ

2025/07/28

生きているとふとした瞬間に、世界というものの意味がわからなくなる。 何か意味ありげな異様な流行の熱狂、やりがいは感じるもののそれ以上に意味があるのか分からなくなる仕事…ふと世界が引いて見えてしまった時に感じる感情はカミュのいう不条理の感情なのだろうか。 こうした認識を受け、バルト...

生きているとふとした瞬間に、世界というものの意味がわからなくなる。 何か意味ありげな異様な流行の熱狂、やりがいは感じるもののそれ以上に意味があるのか分からなくなる仕事…ふと世界が引いて見えてしまった時に感じる感情はカミュのいう不条理の感情なのだろうか。 こうした認識を受け、バルトの『神話作用』を連想した。神話の意味作用を剥ぎ取ってしまったかのような、字義的な世界の現れ、それはこの不条理に近いのかもしれない。 不条理の分厚い壁はどんな明晰な理性も受け付けず、世界を理解することは到底かなわないとバルトいう。まさに悲劇だが、カミュとしてはそうした不条理に反抗せよということ。 確かに我々は無意味なことで落ち込んだりすることも多い。そうした時に響く内容かな。 カミュの不条理と反抗、それはある意味で、露わになった世界に新たな意味付けを提示しているとも読める。 乱読のために機会があればもう少し読み込んでみたい。

Posted byブクログ

2025/04/10

https://opac.lib.hiroshima-u.ac.jp/webopac/BB01854176

Posted byブクログ

2025/04/09

何回も挫折してる本。 ちょっとは理解できたかも? 世界は不条理で、不条理だからこそ幸福もある。 不条理への反抗が生きるということ。 目的、将来、価値などを考えるのではなく、ただ反抗し生きることが美しい。

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2025/03/08

不条理について見つめ、自殺について熟考し、その先にある筋道の通った哲学的反抗について言葉と論理によって紡ぎ出したカミュのエッセー。文章からほとばしる情熱がすごく、論考を読むというより、カミュの持つ自殺及び不条理に対する哲学思想を、ときに詩を読むような感覚で、ときに文学作品を読むよ...

不条理について見つめ、自殺について熟考し、その先にある筋道の通った哲学的反抗について言葉と論理によって紡ぎ出したカミュのエッセー。文章からほとばしる情熱がすごく、論考を読むというより、カミュの持つ自殺及び不条理に対する哲学思想を、ときに詩を読むような感覚で、ときに文学作品を読むような感覚で、ときにむちゃくちゃな日記を読むような感覚で、通読することとなった。 カミュいわく、反抗とは、人間と人間が抱え続ける暗黒との対決を指し、この不透明で不確実な世界において反抗は不条理に対する手段になるという。対して自殺は、不条理な世界を受け入れることと同義であり、限界ぎりぎりで生きている私たちが世界に屈することを意味するのだ。だから、私たちは、この目まぐるしく変転し、何もかもが不確定で断定のできない残酷で不条理なこの状況に抗い続けなければならない。それは不条理の否定ではない。不条理こそが世界であり、世界とは不条理なのだから、不確かなものと共にあろうとすること(自殺を選択しないこと)、それは死への反抗にほかならない。 といった論考が激烈な文章となって隙間なくページを埋め尽くしており凄まじい。自殺を否定せず、不条理を否定せず、しかし哲学的論考によって生き延びることの肯定に着地する展開は見事と言うしかない。 また、『カラマーゾフの兄弟』や、カフカの諸作品に対する鋭い評論もエッセーのひとつ(であると同時にこれもまたシーシュポスの神話につらなる文章なのだが)として併せて組み込まれている。カミュが『異邦人』において語らんとしていたことが明瞭となり、さらには生きる縁が見えてくるような形容しがたい感動を覚える本だった。折を見て、何度も読み返すことで、カミュの言葉と思考を内に溶け込ませたい。

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2023/12/14

『シーシュポスの神話』を読んでみた。 ……。 ペストよりも複雑。訳のせいなのか、原文もやはり複雑なのか。 カミュの思考の断片を読む…みたいな目的があるなら楽しいかも知れない。けど、個人的には回りくどく延々と同じ事を違う言葉で言ってるだけにしか見えなかった。 この辺りの思考...

『シーシュポスの神話』を読んでみた。 ……。 ペストよりも複雑。訳のせいなのか、原文もやはり複雑なのか。 カミュの思考の断片を読む…みたいな目的があるなら楽しいかも知れない。けど、個人的には回りくどく延々と同じ事を違う言葉で言ってるだけにしか見えなかった。 この辺りの思考が『ペスト』のあのあたりに反映されてるんだな。という部分もあったけど。 知らなくてもペストはペストで十分、疲れる物語だった。私には『ペスト』で意味が分からず疲れた部分を、ぐっと深堀してもっと疲れるため作品でしかない。 頑張って読んでみたけど、何を読んでるのか分からなくなる。 物語ではなくて、エッセイなのでなおさら、『個人の思考』の話。個人的すぎて、分かるケド……分かるケド、そんなのを長々と綴られたらこっちが発狂するわ。と思った。 不条理がどうのこうのと書いてあったけど、こんなのを読んでると『この本を読む事が不条理である』という思考に行きつきそう。 タイトルにある『シーシュポスの神話』とは、岩を山の上まで運ぶと、その岩が転がって再び山の上まで運ばなければいけないという地獄の物語らしい。 この本の事だろうか? 一度読んだと思える部分が再び繰り返される。 ……で?何の本だった?と聞かれると、 『意味の分からないモノを延々と繰り返す本』と言ってしまいそう。 もちろん、繰り返して読む気はない。本棚の奥深くに眠らせてしまいたい一冊。本棚の奥深くから引っ張り出したけど、再び戻そうと思う。

Posted byブクログ