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犬のしっぽを撫でながら
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社/集英社 |
発売年月日 | 2006/04/10 |
JAN | 9784087813418 |
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犬のしっぽを撫でながら
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商品レビュー
3.9
32件のお客様レビュー
2006年に発行された小川洋子さんのエッセイ。 小川さんのエッセイを読むと、他作品が書かれたときのことや思いを知ることができるので、読みたい本が増えてしまう。 まずは数学者との出会い、数の不思議さや永遠に魅せられたことが丁寧に書かれていた。『博士の愛した数式』が完成するまでの...
2006年に発行された小川洋子さんのエッセイ。 小川さんのエッセイを読むと、他作品が書かれたときのことや思いを知ることができるので、読みたい本が増えてしまう。 まずは数学者との出会い、数の不思議さや永遠に魅せられたことが丁寧に書かれていた。『博士の愛した数式』が完成するまでのことで、以前に読んだ講演集と重なっている部分もあったが、こちらの方がより詳しかった。 そして、小川さんが本好きで、想像力が果てしなく広がっていくような子どもだったのが、ほほえましかった。愛犬ラブとの散歩の様子、阪神タイガースへの思い、家族との思い出など、盛りだくさん。そんななかで、本を読むのと同じくらい、本を読んでいる人を眺めるのが好きだということが、書かれていた。おこがましくも、私と一緒だと思い、嬉しかった。多くの小説を書かれているのに、とても謙虚な方なのも、好感がもてた。 本の中心に、緑色の紙のページがある。アンネ・フランクへの特別な思いと敬意を感じた。
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比較的”生身の小川洋子”先生のエッセイだと思う。 アンネ・フランクについてのページだけ紙の色がグリーンなのとか、いいよね。
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小川先生の作風が窺えるエッセイだ。 物事に謙虚に向き合う視線がよくわかる。少しご自身を卑下しすぎかな。 作家の目の付け所と、素材を飛躍させる力には驚かされるばかり。そんな風に受け止められるものなのかと。すごい才能だと思う。
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