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光草 Y.A.Books
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小峰書店/小峰書店 |
発売年月日 | 1998/10/28 |
JAN | 9784338144025 |
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光草
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商品レビュー
4.1
8件のお客様レビュー
2021/3/1 973||ピ (3階文学) 日差しが少しずつ暖かくなり、春が近づいている今日このごろ。ぽかぽか陽気の日には出かけたくなります。でも、世の中には日の光を浴びることができない病があります。 この物語の少年は、外に出ることも日に当たることもできない不治の病をかかえ...
2021/3/1 973||ピ (3階文学) 日差しが少しずつ暖かくなり、春が近づいている今日このごろ。ぽかぽか陽気の日には出かけたくなります。でも、世の中には日の光を浴びることができない病があります。 この物語の少年は、外に出ることも日に当たることもできない不治の病をかかえています。そんな少年のため、部屋中を絵と色で飾ってほしいと一人の画家が屋敷に呼ばれます。 画家は少年と心を通わせながら、壁一面に描いていきます。想像はふくらみ、山や海、大草原がどんどん広がっていきます。 優しさや美しさにあふれた物語です。
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児童文学評論261のぼちぼち便りで紹介されたピウミーニの新作『ケンタウロスのポロス』、ずっと前に読んだ光草を思い出して再読することにした。
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トルコに住む絵描きのサクマットは、太陽の光を浴びることができないという奇病の持ち主マドゥレールのために、彼の部屋(三部屋の続き部屋)の壁一面に絵を描く仕事の依頼を受ける。 父である太守ガヌアンは、母に死に別れ自身も奇病を患う息子を不憫に思っているが、マドゥレールは素直で明るい少年...
トルコに住む絵描きのサクマットは、太陽の光を浴びることができないという奇病の持ち主マドゥレールのために、彼の部屋(三部屋の続き部屋)の壁一面に絵を描く仕事の依頼を受ける。 父である太守ガヌアンは、母に死に別れ自身も奇病を患う息子を不憫に思っているが、マドゥレールは素直で明るい少年。 マドゥレールとサクマットはすぐに意気投合する。 二人は一緒に本を読み、多くを語らい、絵の題材のイメージを共有する。 何か月も何か月もかけて、二人は山、海、草原の絵を描く。 しかしマドゥレールの体調が悪化し、残された時間はあまり多くないと分かった時にサクマットがしたことは…。 この作品に出てくる子ども(マドゥレール)は素直で子どもらしく、サクマットやガヌアンはそれに対してあくまで大人である。 自分の悲しみよりもマドゥレールを思いやる二人の大人が、いいんだよね。 タイトルの光草は、実は2か所にしか出てこない。 しかしその光草が、人の生死を、生きることの意味を考えさせてくれる。 「冬の夜には、もう光草は輝かないのかい?」 「でも、星があるよ、お父さま。」 「星は遠いが、光草は近いよ。」 「そうかな、お父さま?星も、光草も、同じだとは思わない?同じものだとは……。」 「同じなのかい?」 「うん、お父さま。同じなんだ」 抜き出した、この父子の会話だけを読んでも、何のことかわからないだろう。 でも。 物語の終盤で交わされるこの会話に、どれだけこの父子の愛情が込められていることか。 号泣。
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