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私の神保町

紀田順一郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 晶文社/晶文社
発売年月日 2004/10/10
JAN 9784794966261

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2023/02/04

古本といえば、神保町。その神保町をテーマにしたのが今回の本。 荒俣宏の師匠でもあり、様々なジャンルの本を執筆している著者。 今では想像もつかないが、古書展の様子。 開場前から殺気立った雰囲気で、お目当ての本をゲットするために古本マニアが、開場とともに我先に走...

古本といえば、神保町。その神保町をテーマにしたのが今回の本。 荒俣宏の師匠でもあり、様々なジャンルの本を執筆している著者。 今では想像もつかないが、古書展の様子。 開場前から殺気立った雰囲気で、お目当ての本をゲットするために古本マニアが、開場とともに我先に走る。 古本の評価に関して「油断大敵」と著者は指摘している。 極美・初版という古書店ふれこみだが、美の評価は人間の主観によるものだから、古書店が極美と主張しても、こちらは並本にすぎない思う場合があると感想を述べている。 「変動する古書文化」では、文学書や思想書は減っているが、その一方で、資料ものや趣味関連の雑誌に人気が集まっている。 古いクルマの薄っぺらいカタログが、1冊何万円という信じられない値がついたと驚いている。 そう言えば、古本祭りに行くと鉄道関係のグッズ、古い絵葉書、古地図なども見かける。 客のニーズに合わせないと古本まつりも中年以降の高齢者の楽しみになって、若い人が関心を示さないと長い目で見たら、将来のお客がいなくなるからなあ。 2004年に発行された古本だが、興味深い。

Posted by ブクログ

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