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ベスト&ブライテスト(下) アメリカが目覚めた日 朝日文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | 内容:アメリカが目覚めた日 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞社 |
| 発売年月日 | 1999/07/01 |
| JAN | 9784022612632 |
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ベスト&ブライテスト(下)
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ワシントンやアメリカをただよう懐疑論の中にもかかわらず、なぜ派兵を増やし、戦局を激化させることとなり、そして引くに引けなくなったのか。 そして、そうした中でいかにして終局にたどり着くことができたのか。 ――政策のサンクコストあるいは慣性力の大きさを考えずにいられない下巻。 ・ジ...
ワシントンやアメリカをただよう懐疑論の中にもかかわらず、なぜ派兵を増やし、戦局を激化させることとなり、そして引くに引けなくなったのか。 そして、そうした中でいかにして終局にたどり着くことができたのか。 ――政策のサンクコストあるいは慣性力の大きさを考えずにいられない下巻。 ・ジョンソンは、大統領として公衆を動かす力に欠けていた(p.53)。裸のままの、泥臭いジョンソンを、(ジャーナリストや政治家には見せられても)公衆の前にでさなかった。またケネディと異なり、自由闊達な意見交換・交流をしなかった(p.57) ・テイラーは北爆は南の安定のために必要という立場だった(p.100)。しかしその後B57がハノイにより襲撃され、激怒し、米兵導入の覚悟をすることに(p.102,106)。 ・そんな中ただ一人の反対者であったジョージ・ボールは、見解を何度も小論文にしてジョンソンに渡した。それが最も効果的に迫る方法と考えたため。そしてジョンソンは受け取るたびそれを一晩かかって注意深く読んでおり、迫ることができているという実感をボールも抱くに至った(p.113-114)。その後もボールは、ジョンソンに迫っているという実感を重ねていく(p.122)。 ・他方、ベトコンはプレイクでその後クイニョンでも、米兵ヘの攻撃を始める(p.161,190)。 ・ベトナム人の社会は、「賄賂と嘘と退廃が処世術足らざるを得ない腐敗したシニカルな社会」で、「ベトナム人将校は、アメリカ人が聞きたいと思っているところを忖度し、なんのためらいもなく頻繁に嘘をついた」。しかしアメリカ人とくに軍人はあまりにも単純であった(p.208)。 ・アメリカでは批判的な世論の中でも、重要な政策変更が、秘匿されて行われるようになっていく(p.222)。発表しないどころか、実際には政策が変更されていないと強調するほど。そして「一つの幻想が次の幻想を、一つの嘘が次の嘘を生む窮地へと、自らを追い込んでいった」(p.238)。 ・マクナマラにいたっては、上司のためならという「善意」により、必要な数字を「発明」して説明するようになっていた(p.244)。あとでインタビューに答えた際には、予算の必要額までごまかして見積もっていたということさえ答えていた(p.294)。 ・ルビコン川を一歩一歩渡っているのにそれを認めようとしない(p.249)。 ・すべての決定は、薄切りのサラミのように小刻みかつ秘密のベールに覆われていた(p.266)。 ・ジョンソンは決定した10万ないし12.5万の増派のうち、5万人分についてだけ発表する、という「クレディビリティ・ギャップ(信頼性のギャップ)」(p.276)。 ・但し大統領という職ゆえに、ジョンソンは、自分の意志とは無関係に現実から切り離されてしまった(p.341)、という側面もある模様。 そうした中で、、、 ・報道担当官さえ阻害されるようになっていくが、彼自身が取材を重ねることで政策の概要をようやくつかみ、そしてそれを自分の意志で公表することを決心(p.250-252)。 仕事を片付けるのにどのくらいかかるか、という問いにホイーラーは「それは仕事の定義次第。ベトナムからベトコンを一人残らず追い出すつもりならば、7,80万から100万の兵力と約7年の期間が必要」「しかし、ベトナムを共産化させないということが仕事ならば、話は別。ですから、仕事の内容が何かをご指示いただければ、それに応じたお答えをいたします」と回答。つまり「仕事の定義、使命が不明で共通認識がない」という状態で進んでいたのである。 加えていえば、北爆と派兵による消耗戦略は間違っていた。 ベトナムは「民族主義的統一要素と、共産主義的統制力をもつ国」であり、北爆は彼らの団結を強化した。国家を統一し外国人を追い出すという使命だけが、彼らにとって最高の優先順位を当てられるべき唯一の問題なのだった。 それに対して米のほうは、「12,000マイルも離れた土地で目的の曖昧な戦争を戦う民主主義国家」(p.310)。既に勝負あったという気もしてしまう。 著者自らが後書きで記載しているとおり(p.395)、 ベトナムやベトナム戦争についての本という見かけながら、実態はアメリカの国や制度、権力そして政策決定の力学等について如実に表れてていて面白かった。 また冒頭に引用したジョンソンのキャラクターの話も印象的で、リーダーたるものいかに部下ないし公衆を動かすか、そしてそのためにオープンな関係を築くか、が大事とも思い当たった。 訳者もまた示唆するように、日本の政治・行政にとっても学びに満ちたノンフィクションではないか。
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偉大なアメリカ、ケネディー・ジョンソン時代民主党の間違い。共和党主導でなかったベトナム北爆、知らない事ばかりでした。
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・空爆の有効性が議論になっていて、第二次大戦中のドイツ爆撃は効果が無く、同様にベトナム北爆も有効では無かったとされていたが、本当だろうか。日本への空襲は相当効果があったと思うけど。軍事的な効果と政治的な効果に分けて、もう少し突っ込んだ分析があればと思った。 ・単に早くベトナム...
・空爆の有効性が議論になっていて、第二次大戦中のドイツ爆撃は効果が無く、同様にベトナム北爆も有効では無かったとされていたが、本当だろうか。日本への空襲は相当効果があったと思うけど。軍事的な効果と政治的な効果に分けて、もう少し突っ込んだ分析があればと思った。 ・単に早くベトナムから手を引くべきだったと言うのではなくて、もっとどうすれば良かったのかという話も聞きたかった。特に初期の段階でどういう政策をとればよかったか。
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