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でりばりぃAge
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/講談社 |
発売年月日 | 1999/05/22 |
JAN | 9784062097086 |
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でりばりぃAge
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商品レビュー
4.4
11件のお客様レビュー
読み始めは、主人公の内面があまりにドロドロとしていたせいか 敏感な私には、ズシンと重みを感じ、読み進めれるのかと不安でした。 しかし 生まれてきたことを疑問に思うこと 自分を見ようとしない親の存在 冷めた目で友達を見てしまうこと 主人公の体験や思いが、昔の自分と重なっている...
読み始めは、主人公の内面があまりにドロドロとしていたせいか 敏感な私には、ズシンと重みを感じ、読み進めれるのかと不安でした。 しかし 生まれてきたことを疑問に思うこと 自分を見ようとしない親の存在 冷めた目で友達を見てしまうこと 主人公の体験や思いが、昔の自分と重なっていることに気づくと、すごく面白くなりました。 自分の気持ちも二重に入っているせいか 問題が解決していく主人公の姿に、気分爽快。 自分と同じ心境の物語を読むことは 動揺もしますが、癒しにもなるんですね。 少し年数が経ってはいますが 現代の子どもたちばかりでなく 忙しい大人たちにも是非、読んでほしい物語です。
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夏期講習を抜け出した中学生の真名子は、洗濯物が干された庭へと入り込む。そこにはローニンセイがひとりでいたのだった。 ヒリヒリと焼け付くような心。圧迫感と閉塞感。自分が何者なのかわからない、自分が何をしたいのかわからない。何にいらだっているのかも、何を喜べばいいのかもわからない。...
夏期講習を抜け出した中学生の真名子は、洗濯物が干された庭へと入り込む。そこにはローニンセイがひとりでいたのだった。 ヒリヒリと焼け付くような心。圧迫感と閉塞感。自分が何者なのかわからない、自分が何をしたいのかわからない。何にいらだっているのかも、何を喜べばいいのかもわからない。 それは真名子にだけあるものではなく、大人も友達も年下の弟にもある心情だということに気付いていない。いや気付いているのかもしれないし、指摘されれば知っていると答えるだろう。でもそのことを受け止めてはいなかった。その事実を受け取った止めたことにより、真名子は自分自身を受け止めやすくなったのではなかろうか。 そんな真名子が見付けた場所が、あの庭だったのだろう。そしてローニンセイと過ごす時間だったのだろう。何故自分がいるのかわからない場所を抜け出して、自分の足で辿り着いた場所だったのだろう。今を抜け出すためだけに大人になりたいと思う真名子は、そうではない大人への道を見付けたのだろう。 そして作者は真名子だけでなく他の人々に対しても、少し腰を掛けられるものを用意する。安住の地ではないだろう。これでめでたしめでたしハッピーエンドということはなく、これからも悩み怒り悲しむだろう。それでも必死に踏ん張って立っている時に、次の一歩を進み出すために必要なものなのだろう。それがあるから読者も共に前を向ける。それがYA作品の持つ物語の力なのだろう。 20年前に書かれた中学生は、今の中学生にどう映るのだろう。そんなことを30年前の中学生は思いながら読んだのでした。
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中学2年生の主人公、マナコの夏休みを描いた、ど直球な中二病小説。 ストーリーとあまり関係ないけど、かんぴょうを干してるシーンの描写は栃木県(しかも小山、作者の出身地)に住んでた人じゃないとわからないだろうな。懐かしかった。2019/3/2読了。
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