1,800円以上の注文で送料無料

ガラスの使徒
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

ガラスの使徒

唐十郎(著者)

追加する に追加する

ガラスの使徒

定価 ¥1,760

660 定価より1,100円(62%)おトク

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アートン/アートン
発売年月日 2005/01/31
JAN 9784901006972

ガラスの使徒

¥660

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2013/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

修論やる合間にちょっとずつ読んで、ようやく読了。 表題作はやたらと踏んだり蹴ったりで、別にそれはいいんやけど登場人物に哀愁漂いすぎてて読み進めるのが結構辛かった。葉子がダムに潜る場面が印象的やった。 「牛丼」の丘さんだっけか。唐十郎の小説では、あんな感じの不思議な雰囲気を持った魅力的な女性がいっつも素敵やなあと思う。 「マラカス―消尽」は、なじみのある地名が出てきておおっ?と思ったら何かよく知ってる有名な事件やった。実際あった事件を元にしとる点は、「佐川君からの手紙」と似た感じなんやろうか。でも、佐川君の方は夢の中をゆらゆらと彷徨するような幻想的な雰囲気があったけど、こっちは比較的リアル。 ただ、マラカスやとかテールランプやとか手袋やとか、唐十郎の小説はいつも、モノに対する扱いが独特で、それがいつも幻想的な雰囲気を出してるよーな気がする。投影しとるとか、単なる執着とか、ひとつの人格があるように扱うとか、そういうのとは違う、「灰色の目線」がこの人の作品にはいつもあるような気がする。 こんぺいとマラカスの中に詰めてしゃかしゃか!なにそれ!笑

Posted by ブクログ