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かどわかし 帰って来た紋次郎 新潮文庫
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かどわかし 帰って来た紋次郎 新潮文庫

笹沢左保(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 1999/05/01
JAN 9784101329086

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2019/08/29

ドラマも観たことがなく原作も読んだことがなかったが、こちらのサイトで知った作品。レビュアーさんのレビューが魅力的で読んでみたくなった。 紹介されたいた作品ではないが、同じシリーズが図書館にあったので借りてみた。 『あっしにはかかわりのねえことでござんす』と言いながら関わり合いに...

ドラマも観たことがなく原作も読んだことがなかったが、こちらのサイトで知った作品。レビュアーさんのレビューが魅力的で読んでみたくなった。 紹介されたいた作品ではないが、同じシリーズが図書館にあったので借りてみた。 『あっしにはかかわりのねえことでござんす』と言いながら関わり合いにならずにはいられない。 いや、紋次郎本人が積極的に関わろうとはしなくても周囲が必死に袖を引っ張って関わらせようとするのだから仕方ない。 『感謝されるより、憎まれることのほうに慣れている』と言いつつも、やはり憎まれるのは寂しい。 『相手のためを考えても逆恨みされるのが、孤独な渡世人の常』ではあるが、人間やはり一人では生きられない。 「帰ってきた」とタイトルにある通り、このシリーズでの紋次郎は日本中で有名になっているようで、楊枝を加えていれば紋次郎と言われ、なんと偽物紋次郎まで現れる。 相手が紋次郎と知れば、どんなに息巻いていた輩どももハッと息を呑む。それで闘うのを諦めれば良いが、捨て身で向かってくる者もいて、普段は『無益な殺しはしない』紋次郎も闘うわけだがその強いこと強いこと。 この作品では紋次郎を追い詰めるどころか傷一つ付けることは出来ない。 こういう時代物のハードボイルドは久しぶりに読んだが、やっぱり味わいがあって良い。 『かかわりあいのないこと』なれど、頼まれれば嫌とは言えない。そうしてとことん彼らのために闘ったのに、戻ってくればその相手はいない。 そんな虚しさもまた人生、生き別れも人生、そんな旅を紋次郎は続ける。 特に各話の終わり方が良い。 たとえば表題作「かどわかし」の最後。 『今日もまた、炎天下であった。誰もが自分の黒い影を、連れている。木枯らし紋次郎の影はかなり遠のいてから、長脇差を鞘に収めた』 「三人と一匹の別れ」の最後。 『いつの間にか路上からアカの姿は消えていた。紋次郎は歩き出して、二度と後ろを見なかった。やがて街道に動くものはなくなり、木枯らし紋次郎もアカも現れなかった』 「観世音菩薩を射る」の最後。 『武州と上州の国境を越えたとき、木枯らし紋次郎はあちこちに咲く露草と昼顔の花を見た』 散々バッタバッタと壮絶な立ち回りをやり、ふと虚しいような切ないようなそんな思いが余韻となって残る。 折に触れてまた読んでみたい。

Posted by ブクログ

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