私一人

大竹しのぶ(著者)

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎/幻冬舎
• 発売年月日: 2006/01/25
• JAN: 9784344010406

商品レビュー

2009/12/09

改めてファンになる

[abtm]

大竹しのぶ、という一人の天才女優の生きる姿は鮮やかである。夫との死別、自身の癌、再婚相手との破局……波乱万丈といって差し支えない人生の中で、彼女の魂はどこまでも真っ直ぐだ。改めてファンになる一冊。

2023/04/09

恋愛小説の主人公への苛立ちに似たものを感じる箇所が多々あったけどそれもまた大竹しのぶらしさなんだなと思った。いい意味でも悪い意味でも女っぽいというか。
感情の起伏が激しめで読んでてやや疲れたけど自分の中でしのぶの解像度が上がって面白かった。

2017/11/04

以前大竹しのぶの還暦パーティーの様子をテレビで観ました。60歳になって尚輝いてる女性でありみんなから愛されてるのが良くわかる会だった。
そこで彼女に興味をもって読んでみました。
見た目の割に華やかな恋愛遍歴がある人って印象だったけど、彼女の歴史をみて印象が変わった。愛に真っ直ぐな人だった。
そして自叙伝なのになぜか途中で小説を読んでる感覚に陥った。彼女の半生でひとつの映画が作れる。辛いこともあったようだが豊かな人生を送っている彼女が羨ましいとさえ思う。
息子と娘の話も興味深かった。学生時代の二千鶴くん(一般人なのか芸能人なのか私より年上なのか全然知らないけど)の考え方には脱帽する。すごく達観している。対して自分の意思がハッキリしているいまるちゃん。一緒に過ごしてきてこうも性格が違うのか。
面白い。

周りに愛される女優大竹しのぶ、30歳も年上の彼女に私はこれからも目が離せないだろう。