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夢の破片 ハヤカワ・ミステリ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
発売年月日 | 2004/12/31 |
JAN | 9784150017620 |
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夢の破片
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
イギリスの古く大きな屋敷で留守を預かる老女の元に、社会に適応できない中年男性と、出産間近の未婚女性がやってくる。疑似家族のような幸せに浸る3人の日々が、破綻していく様を描いたミステリー。 ケイト・モートンが、好きな作品のひとつとして挙げていたので、手に取ってみた一冊。 初めのう...
イギリスの古く大きな屋敷で留守を預かる老女の元に、社会に適応できない中年男性と、出産間近の未婚女性がやってくる。疑似家族のような幸せに浸る3人の日々が、破綻していく様を描いたミステリー。 ケイト・モートンが、好きな作品のひとつとして挙げていたので、手に取ってみた一冊。 初めのうちは、こと細かにゆっくりとしか進まない話に眠くもなったが、徐々に引きこまれていった。 重厚な雰囲気と静かな狂気のなかで、じわじわと破滅へと向かうしかない3人が、哀れで悲しい。共通するのは、恵まれない境遇と貧しさで、愛情と手を差しのべてくれる身内がいなかったこと。無謀な彼らの行く末には、驚きと、でもこれしかなかったんだろうなという思いで読み終えた。
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いつしか寄り集まって暮らすことになった4人の疑似家族。 イギリスの田園地帯コッツウォルドにある美しい古い邸宅マナーハウス。 実の親子よりも仲は良いのだが、彼らはひょんなことから一緒になっただけ… 留守番を仕事にしてきた女性ジーン。 64になって事務所に定年退職を言い渡される。 ...
いつしか寄り集まって暮らすことになった4人の疑似家族。 イギリスの田園地帯コッツウォルドにある美しい古い邸宅マナーハウス。 実の親子よりも仲は良いのだが、彼らはひょんなことから一緒になっただけ… 留守番を仕事にしてきた女性ジーン。 64になって事務所に定年退職を言い渡される。 そこで何かが壊れてしまったのか? 初めて自分の物のように感じた美しい屋敷で、運命のように感じて取った行動は… 教会へ乗り込み、古い石膏の聖像を見せて欲しいと頼み込む中年男マイクル。 副牧師で研究していると名乗るが、実は盗んだ品でわずかに稼いでいるギリギリの暮らし。 俳優にはなれなかったが、いくらかその才能はあったのだ。 自分自身でいるときよりも、おどおどしないで、設定の人物になりきることが出来た。 妊娠している若い娘ステフ。 恋人に邪険にされながらつきあっていたが、祖母の家でも邪魔にされ、行き場をなくしていた。 偶然出会ったマイクルが紳士的に見えて、車に乗り込むが…? 彼らが関わる、一見普通の人々もかなり濃い。 とんでもないエゴイストだったり、妙な格好をしていたり、こだわりがあったりと…変な所も多くて、傑作。 ステフが後に、近所に住むサリーの赤ちゃんチャーリーの面倒を見るようになり、ベビーシッターとして才能を発揮。 流れによっては、それで十分に社会でやって行けたのだろうに。 サリーのほうは事務弁護士でキャリアウーマンなのだが、勝手にネパールへ行った夫とは別れるつもりの一人暮らし。 家では片づけられない状態で、すべてをとってある部屋に住んでいるのだった。 それぞれの室内の描写がなんともリアル。 寄る辺のない、だめだめな人間が追いつめられていくのは哀しい。 心の優しさはあるのにね。 夢想的なはかない幸福の美しさと、リアルでみみっちいような人間臭さ、それに加えてどう転ぶかわからない緊迫感が魅力ある作品です。 綿密な描写で、みごと英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞(2位ということ)を受賞しています。
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KL 2010.7.26-2010.8.7 読んだことあるような気がしながらも、あるレビューを読んで 読みたくなってしまった。 細部とラストは見事に忘れていたからいいんだけど、 やっぱりわたし、こういうの好きだな、と。 バーバラ・ヴァインをまた読みたくなった。
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