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金正日の料理人 間近で見た権力者の素顔
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 扶桑社/ |
発売年月日 | 2003/06/30 |
JAN | 9784594041069 |
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金正日の料理人
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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
この本は、藤本健二氏が訪朝してから専属料理人になり、裏切りからの監視体制下に置かれて脱出するまでが書かれている。 20年近く前の本ではあるが、北朝鮮での70点以上のカラー写真は興味深かった。 特に、金正日総書記の写真が印象に残り貴重なものばかりで、藤本氏の結婚式出席時と保養所...
この本は、藤本健二氏が訪朝してから専属料理人になり、裏切りからの監視体制下に置かれて脱出するまでが書かれている。 20年近く前の本ではあるが、北朝鮮での70点以上のカラー写真は興味深かった。 特に、金正日総書記の写真が印象に残り貴重なものばかりで、藤本氏の結婚式出席時と保養所での短パンスタイルなど、まず入手不可能な写真が数点あった。20年前であればベールに包まれている部分が多くて専門家でもここまで入手することは出来なかったはずだ。 金正日総書記の人間性や意外にも面倒見の良い一面を垣間見ることが出来る。藤本氏が落馬して大怪我した際には何度も担当医に電話をかけてきたり、やもめ生活の部下に結婚の世話をしたりなど。 「またみんなで会おう」と記念写真を撮っても数年で何人かがいなくなったりと危険な部分もある。藤本氏が日本に逃げ帰っても朝鮮総連からの使いがやって時には生きた心地がしなかっただろうし、金正恩が迎えに来た夢を見た話や実家に帰った時に「金正日から」と土産を家族に渡すところなど印象に残った。 後継者問題でも藤本氏だけが金正恩が後継者と言っていたが、この本を読めばそれがわかる。 謎に包まれた北朝鮮と金ファミリーに関しての貴重な一冊だと思う。
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[口元を許された人の言]高給に惹かれて北朝鮮で日本食シェフになった著者は、ある席でそれと気づかず金正日に寿司を握りその腕前を賞賛される。その後、直々に料理人の就任を打診され、10年以上にわたり金正日の側で仕えることになったのだが、そこで見たものは桁外れとも言える贅の限りと最高指導...
[口元を許された人の言]高給に惹かれて北朝鮮で日本食シェフになった著者は、ある席でそれと気づかず金正日に寿司を握りその腕前を賞賛される。その後、直々に料理人の就任を打診され、10年以上にわたり金正日の側で仕えることになったのだが、そこで見たものは桁外れとも言える贅の限りと最高指導者の素顔であった......。著者は、他に類を見ない経験を本書で明らかにして以降、その動向に注目がさらに集まることになった藤本健二(仮名)。 こんな人物がいたのかという驚きと、どうしてここまで権力の中枢部分に入り込むことができたのかという驚きを覚えました。本当に間近という表現がぴったり来る距離から観察された北朝鮮の一面を容赦なくえぐり取っているように思います。出版を知った北朝鮮側がその内容に激怒したという話も聞かれますが、それも宜成るかなといった印象です。 著者が本書を書くにあたってのモチベーションがどのあたりにあったのかはよくわからないのですが、下記のような一節を冒頭に書き置きながらも、その筆にゴシップ的な誇張があまり見られない点に好感が持てました。北朝鮮関係は何かと「難しい」印象を受けますが、本書をまず手にとり、その権力構造の一端を覗いてみるというのも学習を進める上での手かもしれません。 〜できることならば、もう一度金正日の前に立ち、寿司を握って食べてもらいたい。そんなことが脳裏に浮かぶことさえある。築地のうまい魚を買い付け、金正日に食べてもらうことを夢にまで見るのである。〜 掘り下げがいのある作品ではないでしょうか☆5つ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
独裁権力の渦中に身を置いた人間の体験談として、興味深い一冊。書けないこともたくさんあるようで、描写がところどころ抜け落ちている感があるのは、仕方ないですね。 ブラック・スワンを思い出しながら読みました。 独裁政権の内側は、ところ変われど似たような変遷をたどるもののようです。
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