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ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち(下)
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ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち(下)

リチャードアダムズ【著】, 神宮輝夫【訳】

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ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち(下)

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 評論社/
発売年月日 1989/09/20
JAN 9784566020894

ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち(下)

¥990

商品レビュー

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2013/06/27

あっち向いても、こっち向いても、 うさぎうさぎうさぎうさぎとりうさぎ! 「分かりかねます」 という言葉が中学生当時に分からなくて、 どーゆー意味なんだろー、と調べた記憶があります。 うさぎより知識が乏しかった中学生の自分、乙。

Posted by ブクログ

2010/07/16

子供の頃はウォーターシップ・タウン(町)だと思っていましたが、正確にはダウン(丘陵)でした。まあ、丘陵はうさぎにとっての町と一緒ですが。 旅をする習性のないうさぎたちが、一大決心の元に故郷を離れ、安住の地を求めて探し当てたのが、ウォーターシップ・ダウン。 立地的には申し分ありませ...

子供の頃はウォーターシップ・タウン(町)だと思っていましたが、正確にはダウン(丘陵)でした。まあ、丘陵はうさぎにとっての町と一緒ですが。 旅をする習性のないうさぎたちが、一大決心の元に故郷を離れ、安住の地を求めて探し当てたのが、ウォーターシップ・ダウン。 立地的には申し分ありませんが、いたちや人間といった外敵や近くの別のなわばりのうさぎ達との攻防など、襲撃される危険を大きくはらんでおり、さらにうさぎたちは知恵と勇気を振り絞ることになります。 後半は、いかにしてメスを仲間に入れるかが大きな課題となっています。 さすがは多産のウサギ、子孫繁栄は最重要事項なんですね。 うさぎの国での高い身分とされる上士(アウスラ)ですが、今『龍馬伝』を見ているため、どうしても(下士はいないのかな)と、土佐の郷士制度を連想してしまいます。 「走るのをやめる」がうさぎ語では死ぬという意味でした。 たどたどしいウサギ語を喋るカモメのキハールが、物語にいアクセントを与えていました。 うさぎたちが、放浪途中で出会ういくつかのうさぎのグループがありますが、人間に飼いならされ、生死もコントロールされているようなところや、独裁体制が取られているところなど、理想からは遠いものばかり。 人間社会への批判も込められているのでしょうか。 徹頭徹尾、野生の動物たちの話だろうと思っていましたが、人間も登場しました。 一章が人間主体で語られており、そこでは、今までさんざん物語を引っ張ってきたうさぎたちも、突然物言わぬ野生生物として描かれます。 人間の視点から見ると、ぐっとのんびりした、平和なムードが漂いますが、ウサギの視点に戻すと、小川の流れや、人間のペット犬や車などの全てが命を奪いかねないものとなります。 「男は家の外に出たら七人の敵がいる」といいますが、うさぎには千の敵がいるそうで、世の中は見渡す限り、危険にあふれているんですね。 観てはいませんが、「ガンバの冒険(「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」)」にも似ている話ではないかと思います。 はじめはなりゆきでリーダーとなっていたヘイズルですが、知恵を駆使して仲間たちを守りながらさまざまな危機を乗り越えていくうちに、押しも押されぬ本当の指導者となっていきます。 作者も、ヘイズルを「理想的な民主主義のリーダー」として描いているとのこと。 ただ、彼は名誉の負傷により足を銃で撃たれてしまったため、後半は、サブリーダーのビグウィグが、スパイとなって敵陣に乗り込み、閉じ込められていたメスウサギたちを開放したり、ラスボス将軍(ウサギ)と一騎打ちしたり、アクション満載で右に左に大活躍します。 このビグウィグ、いくら強いとはいっても、危険を顧みず、けんかっ早い兄貴肌なので、いつでも簡単に命を落としかねないと、いつもハラハラして見守っていました。 実際、執筆当初、作者はビグウィグを将軍との戦いで死なせる予定だったそうですが、娘たちに頼みこまれたため、予定を変更したそうです。よかった。 タイプの違う二匹の頼れるウサギが、とにかくかっこよくて、目を離せません。 最後にヘイズルを迎えに来たのは、伝説の英雄王エル・アライラーでしょうか。 神々しいラストシーンでした。

Posted by ブクログ

2010/04/29

カーネギー賞受賞作らしいです。 知らんかった・・・。 というわけで児童文学なんだけど,児童じゃなくても 楽しめる冒険活劇??かな。 上下巻あって長いので,躊躇してたけど,読み始めると 止まらない!とにかく,次から次へと事件が起きて, どうなることかとハラハラしながら読みました。...

カーネギー賞受賞作らしいです。 知らんかった・・・。 というわけで児童文学なんだけど,児童じゃなくても 楽しめる冒険活劇??かな。 上下巻あって長いので,躊躇してたけど,読み始めると 止まらない!とにかく,次から次へと事件が起きて, どうなることかとハラハラしながら読みました。 まー,うさぎなんだけどね。想像するとなんかかわいらしい のだった・・・。 とくに,上巻で不自然な村に迷い込み,そこで毅然と ファイバーがふるまう場面と,下巻でエフラファの将軍が 攻めてきて,ビクウィグが村を守るシーン。圧巻です。 ちょっと「ガンバの冒険」とか思いだすかも。 人間から見ても勇敢ですごいうさぎたちのお話でした。 ラストシーンのしんみり感もなかなか好きだー。

Posted by ブクログ

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