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死者の書 河出文庫寺山修司コレクション11
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社/ |
発売年月日 | 1994/06/03 |
JAN | 9784309404165 |
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死者の書
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
それぞれのシーンで(…
それぞれのシーンで(革命)を志し、戦い続けた兵士が殺そうとしたモノは何か。生きる為に彼らが体現しようとした(死)を検証し、想像力だけが奪い得る(革命)への連帯を高らかに嘔う現代の(再生=死者)の書。
文庫OFF
著者がさまざまな機会に執筆した評論をまとめた本です。 「犯罪の政治学」と題された章では、あさま山荘事件の犯人であり、拘置所で自殺を遂げた森恒夫や、「中学社会主義同盟」を名乗って郵便局の襲撃をくわだてた「林少年」、あるいはテルアビブ空港乱射事件の犯人である岡本公三についての評論が...
著者がさまざまな機会に執筆した評論をまとめた本です。 「犯罪の政治学」と題された章では、あさま山荘事件の犯人であり、拘置所で自殺を遂げた森恒夫や、「中学社会主義同盟」を名乗って郵便局の襲撃をくわだてた「林少年」、あるいはテルアビブ空港乱射事件の犯人である岡本公三についての評論がまとめられています。「政治の季節」が終焉へと向かっていくなかで書かれた文章としては、うしなわれた時代へのロマン主義的な郷愁がめだちます。おなじく、オリンピックの政治性について論じた「国境問題からおさらばする試み」の章に収められた文章にも、同様の精神が見られます。 おそらく、これらの文章が発表された当時においても、新しい時代を展望するような視点を示しているとはいいがたいものだったのではないかとも思えますし、他方でその反時代性が当時の読者の支持を受けたのかもしれないという気もします。とはいえ、時をへだてて現在から見れば、これらの文章に示されている著者特有の身振りが興味深くも感じられます。
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同名の書が100冊以上あるのを、登録しようとして初めて知りました。 それだけ、死とか死者とは、語り尽くせないくらい興味深く恐ろしいものなのでしょう。 寺山さんの書、です。 独特の独善で、飛躍した、極端な、身勝手な文章がずーっとつづきます。でも、どこかでそれに引き込まれ、気がつく...
同名の書が100冊以上あるのを、登録しようとして初めて知りました。 それだけ、死とか死者とは、語り尽くせないくらい興味深く恐ろしいものなのでしょう。 寺山さんの書、です。 独特の独善で、飛躍した、極端な、身勝手な文章がずーっとつづきます。でも、どこかでそれに引き込まれ、気がつくと、自分が一瞬こころここにあらず、の状態だったことにはっとします。 生活そのものが劇であった、そしてそう生きていたひとだからこそ書ける文章なのだと感じます。 中学生が、強盗団をつくって、銀行に向かい、つかまって「冗談だ」。 それで済んだ時代。 ひょっとしたら、とても幸せな時代だったのでは、と感じさらせれます。寺山さんが存在できたのも、そんな時代だったからかもしれません。今の世の中なら、絶対出てこられない人のような気がします。
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