神隠し三人娘 怪異名所巡り

赤川次郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社/
• 発売年月日: 2002/03/30
• JAN: 9784087745733

商品レビュー

2020/11/17

YAっぽいのかと思ってましたが、思ったより大人向け。
赤川次郎さんは、昔、ドラマはよく見てたんですが、小説は読んだことなくて、でも、昔見たドラマっぽくて、おもしろかったです。
幽霊ものなので、もちろん悲しいお話ばかりですが、舞台が怪異名所巡りを売りにするバス会社と、霊感の強いバスガイドの話なので、塩梅がちょうどよくて、暗くならないです。

2019/04/27

｢心中無縁仏｣
二人仲良く最後まで一緒のはずが。
親に隠れ勝手に二人で結構した事で両親からしてみれば恨みの対象かもしれないが、自分が愛した方とは違う者を身勝手に変わりに弔うなどしてはいけないだろう。

｢神隠し三人娘｣
突然姿を消した三人の少女。
自分の趣向の為だけに勝手に連れてきてそれがバレたらと口封じの為にとった行動が酷すぎて、助かるのが一番だったがこうなるのであればせめて一思いに終わらせてあげて欲しかったな。

｢しのび泣く木｣
傷付ける度ちを流す木。
いくら気が立っていたとはいえ幼い子供じゃないのだからやって良い事悪い事の区別ぐらいつくだろうに、偶然居合わせてしまい亡くなった方を思うと気の毒になるな。

｢怪獣たちの眠る場所｣
何故この場所で怪物が現れたのか。
特撮物は幼い子供たちにとってあくまで悪役とヒーローの二つにしか別れず、悪者と認知した者には徹底的にするというのは何となく分かるが周りの大人は止めなかったのだろうか。

｢未練橋のたもとで｣
今生の別れをした二人が今再び。
大切な人との思い出は時が経とうと何処かに残っているだろうし、特にこんな別れをした相手の事など消し去りたくとも消えてくれ無かっただろうが最後にまた出会えて良かったな。

2014/06/03

大手バス会社をリストラされた町田藍。再就職先は、弱小観光バス会社の「すずめバス」。出社していきなりきたのが「幽霊見学ツアー」の担当だなんて。
幽霊と呪いにめっぽう強い霊感バスガイドの藍が、社運を賭けたインチキツアーで大活躍する異色シリーズ第一弾。