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宇宙皇子 妖夢編(10) かぎりなく狭き道を 角川文庫
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宇宙皇子 妖夢編(10) かぎりなく狭き道を 角川文庫

藤川桂介(著者)

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宇宙皇子 妖夢編(10) かぎりなく狭き道を 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/
発売年月日 1995/07/28
JAN 9784041653647

宇宙皇子 妖夢編(10)

¥330

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2017/11/03

魔王となって桓武天皇の遷都を阻んでいたのは、恨みを呑んで死んでいった早良親王の怨霊であることが明かされます。宇宙皇子が和気清麻呂に働きかけたことで、桓武天皇は早良親王を祀り鎮魂に努めますが、それでも怨霊の猛威は収まろうとしません。桓武天皇は長岡京を諦め、平安京への遷都を決意します...

魔王となって桓武天皇の遷都を阻んでいたのは、恨みを呑んで死んでいった早良親王の怨霊であることが明かされます。宇宙皇子が和気清麻呂に働きかけたことで、桓武天皇は早良親王を祀り鎮魂に努めますが、それでも怨霊の猛威は収まろうとしません。桓武天皇は長岡京を諦め、平安京への遷都を決意します。その一方で、藤原仲成と内麻呂の勢力争いが激化し、金剛山もその争いに巻き込まれていくことになります。 そしてさらに宇宙皇子に、小角の厳しい試練が課せられることになります。彼と各務、キジムナー、それに遊鬼士たちが魔界へと入り込んでしまったのです。こうして物語は、次の煉獄編へと続くことになります。 蝦夷との共闘を通して流民王国を築くという宇宙皇子の目論見は、小角の一喝で潰えてしまい、蝦夷の抗争がストーリー全体の中で持っていた意義がはっきりしないまま終わってしまったような印象があります。著者が自由にストーリーを構築することのできた天上編とは違い、妖夢編では史実をもとにストーリーが組み立てられているものの、著者がそれを上手く捌くことができていないように感じました。

Posted by ブクログ

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