キマイラ(1) 幻獣少年・朧変

夢枕獏(著者)

• 内容紹介: 内容:幻獣少年. 朧変
• 販売会社／発売会社: 朝日ソノラマ/
• 発売年月日: 2000/12/05
• JAN: 9784257790402

商品レビュー

2015/04/29

図書館の本　読了

内容（「MARC」データベースより）

男の夢は世界征服。男は男に油断してはいけないという作者からのメッセージの冒険小説。ソノラマ文庫として1982年発行された「幻獣キマイラ」と「キマイラ朧変」を合わせ、新たに加筆・修正して刊行。

とあるブロガーさんがおもしろいと言っておられたので、読んでみました。
たぶんきっと初夢枕獏の作品になりました。
うん、漫画のように面白い作品になってました。
大鳳が主役だと思ったら九十九が主役なのか。
なぞがたくさん、次が楽しみです。

2013/01/02

キマイラへと変貌していく主人公、そして彼を取り巻く人々の話。夢枕獏が好きなので読んだ。描写の古臭さはあるが、面白いものは面白い。まるで漫画を読んでいるかのようにシーンが想像出来る点もなかなか。ただ、シリーズが今でも続く未完物だと知って愕然とした。いつ終わるかも分からないので続きは読まないと思う。

2012/08/21

９巻玄象変まで読了。
中高生の頃に読んでいたシリーズ。
完結したら読む予定だったけど、友人から面白い展開になっているとの情報を得て最初から一気に読みました。

内容を忘れていると思いまた一から読んだけど、意外と憶えていた。
と同時に懐かしい記憶が蘇る。
なんせ２０年以上前・・・。
夢枕獏の文体がほんとに好きほぼ全作品読んでいるけど、キマイラは個人的には原点だなと感じました。
格闘シーンのある小説では断トツで№１の書き手だとあらめて思う。
今読んでも充分面白いです。

ただ、このままのペースじゃ完結しそうもないなぁ。
九十九や龍王院弘がもっと躍動しているシーンが見たかったんだけど、回想話が長い。
スケールがでっかくなり過ぎな気が・・・。
結局３０年近い時間の中での、作者の興味や知識が変化がそのままストーリーに出てしまっている。
当時の夢枕獏が持っていたパワーや勢いだけで一気に書き上げるべき作品だったのかも。
時間かけすぎるのも考え物なんだなぁ。

でも、やっぱり完結させて欲しいので体に気をつけながら精力的に書き続けて欲しいです。
グインサーガや田中芳樹作品みたいになるのはちと辛いので。