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巨怪伝(下) 正力松太郎と影武者たちの一世紀 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2000/05/09 |
| JAN | 9784167340049 |

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商品レビュー
4.8
6件のお客様レビュー
欲望と権力の絡み合いを描いた本作は、正力松太郎を中心に、戦後日本のメディアや原子力、プロ野球の発展を辿ります。正力の復権を目指す姿勢や、彼を取り巻く人々の夢、さらには戦後社会全体の欲望が交錯し、複雑なタペストリーを形成しています。登場人物たちの光と影を通じて、彼らの人生に触れることで、読者は歴史の深淵を覗くことができます。特に、正力が「原発の父」として知られる一方で、その発言や行動の空虚さが描かれ、権力の本質に迫る内容となっています。全体を通して、歴史の裏側に潜む人間の欲望とその影響を考えさせられる作品です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
購入してから読了迄に何年か掛かった。 「正力オーナー」という言葉位しか知らなかったが、ここ迄の“ワル”が日本の警察・経済・政治の世界で、それも中枢で関わっていたかと思うと同胞として恥ずかしくなる。もちろん当時の日本が置かれていた状況においてしょうがなかったと言えなくは無い部分も...
購入してから読了迄に何年か掛かった。 「正力オーナー」という言葉位しか知らなかったが、ここ迄の“ワル”が日本の警察・経済・政治の世界で、それも中枢で関わっていたかと思うと同胞として恥ずかしくなる。もちろん当時の日本が置かれていた状況においてしょうがなかったと言えなくは無い部分もあったのだろうけれど、「結局は自分の名声とお金のためだけだったの?」という疑問に帰結してしまう。公平・正義という価値観は無かったのか? 佐野氏のノンフィクションはとても惹かれるものがあるのだが、ここまでの詳細なものとなると、歴史的資料になってしまい、普通の読者が簡単には読めるものではなくなってしまっていないだろうか?あまりにも多くの人が出て来て、同世代を生きていない者にとっては、誰が誰だか分からなくなる。 出版社に対しても、名前や難しい言葉にはふりがなを振るなどの気遣いが欲しかった。、
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上巻にも増して下巻も欲望ギューギュー詰めでした。それは正力松太郎の戦後の復権を目指した欲望でもあるし、正力の力を使って自分の夢を実現しようとする彼のまわりの衛星たちの欲望でもあるし、さらには敗戦後に解き放たれた大衆社会そのものの欲望でもありました。新聞とプロ野球とテレビと原子力、...
上巻にも増して下巻も欲望ギューギュー詰めでした。それは正力松太郎の戦後の復権を目指した欲望でもあるし、正力の力を使って自分の夢を実現しようとする彼のまわりの衛星たちの欲望でもあるし、さらには敗戦後に解き放たれた大衆社会そのものの欲望でもありました。新聞とプロ野球とテレビと原子力、そして政治。一見、バラバラに思えますが、それが繋がっているのが、日本の戦後社会の権力のタペストリーなのだと思います。衛星たちと言いましたが、プロ野球の鈴木惣太郎、テレビ開始、原子力導入の柴田秀利、新聞戦争の務台光雄をはじめ、それぞれはそれぞれのビジョンを恒星のよう強い光として放っています。一方、その真ん中の正力はブラックホールのように、それぞれの光を飲み込んでいきます。科学技術振興対策特別委員会で‟核燃料”を‟ガイ燃料”と発言して失笑を買ったエピソードなどを知るにつけ、原子力の導入がどんな社会をつくるのか、とかまったく興味なかったことのでしょう。それは、構想ではなく権利があるのみでした。‟プロ野球の父”‟テレビの父”‟原子力の父”として今なお大正力として伝えられる男の欲望には未来像はなく、ただ産ませるだけ、いや産ませてもいないものであり、その空っぽさが逆に恐ろしくなりました。恒星と衛星の比喩を持ち出しましたが、本書には書かれていませんが、本当の恒星はアメリカで、正力はその衛星だったのでは?とも思いました。巣鴨時代と公職追放解除の深掘りもまだまだ光が当てられるのかもしれません。まあ、「巨怪伝」上下巻で、相当に胸やけしていますが…
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とても面白かった。太平洋戦争の戦前及び戦後の変化の中で新聞テレビ原子力の発展に貢献した正力さんのあゆみ。 光と影の話だ。本を通して正力さん、務台さん、柴田さんなど様々な方々の人生を追従していく中で、良いところも悪いところも含めてなるほどなぁと思うところが多々あった。
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