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ソロモンの歌 トニ・モリスン・コレクション
定価 ¥2,670
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 1994/09/15 |
| JAN | 9784152078735 |
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ソロモンの歌
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ソロモンの歌
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商品レビュー
4.6
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
アフロ・アメリカンの神話と系譜に関する物語。エンターテインメントでもある。主人公は金塊を追い求めて金塊ではなく、自己のルーツを発見することになる。神話の内容が豊穣。また、アフロ・アメリカンが差別、抑圧で受けた歴史的トラウマの根深さによって、アフロ・アメリカン同士がお互いの人間関係を歪めてしまうことになる。飛ぶというモチーフが本作の最初と最後で重要なシンボルとして描かれるが、果たして、それは解放を意味するのか、それとも墜落を意味するのか。深く考え込んでしまう小説である。
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トニ・モリスン、2冊目。「スーラ」よりも読みやすかった。この本も『祖父母』の時代の話も絡む物語。こういう祖先を遡るのは黒人ぽいなと思うのは、『ルーツ(感想なし・再読予定)』も数世代分の物語だったせいかもしれない。 それが『黒人(アフリカ系)』の文化や価値観になるのかはわからないけど。露骨な『これ』といった明確な文化や価値観が書いてない代わりにこういう、薄っすらとした価値観や文化がじわりとにじみ出てる感じが好き。 男が飛び下りたシーンから話が始まる。 その時に生まれた子供が『ミルクマン』と呼ばれて、基本的にこの『ミルクマン』が中心に物語が進む。男視点の男たちの物語だけど、男臭さは小さい。そして、男には女たちが常にまとわりついてくる。『男らしさ』との葛藤と、成長の物語とでもいうのだろうか。 『スーラ』は女同士の友情とすれ違いの物語だったけど、『ソロモンの歌』は男であるが故の不自由さと傲慢さと身勝手さをこれでもかと書いてある。もちろん、黒人差別もあちこちに書かれてる。ただ、ミルクマンは黒人の中でも裕福な家の子どもなので黒人差別が見えづらい場所にいる。これが友人とのすれ違いを産む。そして、最後は友人が命を狙ってくる。ミルクマンは最後に友人に向かって飛ぶ。 後半はミルクマンが金塊を求めて先祖を探す旅になっていて、興味深かった。そして、先祖は飛べたという話を知る。そして、男たちが何を置き去りにしたのかをミルクマンは知る。 ミルクマン自身も無意識の差別意識を持ち、無意識に女性たちを無碍に扱う。そして、最後はその報いを受けるのもすごいなと思った。 ミルクマンとセックスするヘイガーはいとこ同士でもあるので、時々『タブー(禁忌)』の意味なのかなという文章が出てくる。でも、明確にタブーにはなってない。いとこ同士は近親婚のような感覚はあるけど、『子供が出来ない限り見逃す』みたいなものなのかな……。タブー視されてるけど、誰も明言してないのはそういう価値観なのかな。 濃厚すぎる物語、お腹一杯。 南部と北部の感覚の違いと、裕福層と貧困層の違いと、時代と、インディアンと黒人の違い(または同じ部分)。いろんなものが盛りだくさんで読みごたえがあり過ぎた。 さて、またトニ・モリスンを読む。
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黒人の世界のことなのに。どの登場人物も自分のことを言っているようだ。 自分を透明にされ、こころを、過去を、これからを、今を覗かれているような気分に陥った。 気の滅入る流れが基調だが、心からの喜びもある。人間がむき出しに出てくる。 搾取し、搾取される、人間の本質。 「飛ぶ」...
黒人の世界のことなのに。どの登場人物も自分のことを言っているようだ。 自分を透明にされ、こころを、過去を、これからを、今を覗かれているような気分に陥った。 気の滅入る流れが基調だが、心からの喜びもある。人間がむき出しに出てくる。 搾取し、搾取される、人間の本質。 「飛ぶ」とはどういうことなのだ。死とも違う。逃げるのとも違うという。本源に「帰る」と言うことか。
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