- 中古
- 書籍
- 文庫
致死家庭 角川文庫
定価 ¥416
220円 定価より196円(47%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/ |
発売年月日 | 1993/05/25 |
JAN | 9784041753194 |
- 書籍
- 文庫
致死家庭
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
致死家庭
¥220
在庫なし
商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
題名が致死家庭なだけ…
題名が致死家庭なだけに…。最初から最後まで、尋常じゃないようで少しこわかったです。例え本当の親子でも敵になると普通では居られなくなってしまうんですね.
文庫OFF
森村誠一のお得意分野、家庭内暴力、それを煽る害悪の原因であるテレビ、心理学などのいろいろな豆知識、残存証拠と家庭崩壊と十八番がここまでそろうか。って、このテーマ何作目だ。 最近純文学ばかり読んでいたので、箸休め的な1冊。一部の人から「どこがやねん」とツッコまれるが、あくまでも森...
森村誠一のお得意分野、家庭内暴力、それを煽る害悪の原因であるテレビ、心理学などのいろいろな豆知識、残存証拠と家庭崩壊と十八番がここまでそろうか。って、このテーマ何作目だ。 最近純文学ばかり読んでいたので、箸休め的な1冊。一部の人から「どこがやねん」とツッコまれるが、あくまでも森村誠一や松本清張は箸休めなの。 勉強もせず、3流の高校にしか入れなかった息子が、父母へ暴力を振るう。父である波多野は苦々しく思っているものの、仕事の何でも屋が忙しく、根本的な解決を見いだせない。そこへ、小中学校の同級生である的場が現れ、「殺人をしてみたい」と言い出す…。 窮鼠猫を噛むというか、猫に鈴をつけにいくというか、家庭内でのもやもやした鬱屈感を表現させると、森村誠一はたちまち活き活きしてくるから、まあ駄作やマンネリが多くとも許せるかなと。 ただ、安易にリビドーに走っていってしまって、そこから崩壊するというのもいつものとおりで、正直なところ若干げんなりもする。赤旗とか読んでる人はこういうシチュエーションが好きなのかしらん。 でまあ、最後は事件が解決するのかと思ったらそうでもないという、ちょっと変わった終わり方(読者は予想はつくと思う)。 この手の初期の小説だったのかもしれないが、心理学的な話は専門書かインタビューそのまま引き写しだったり、最後には長々と「他人事ではないのです」みたいなことを書いたりと、やや言い訳がましいところはあれど、こういう居心地の悪かったり、嫌な気分になったりも含めてが森村小説でございますという代表作的な出来であるので、やや高評価をしておきたい。
Posted by