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ふぉん・しいほるとの娘(下) 新潮文庫
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ふぉん・しいほるとの娘(下) 新潮文庫

吉村昭【著】

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ふぉん・しいほるとの娘(下) 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1993/03/30
JAN 9784101117324

ふぉん・しいほるとの娘(下)

¥330

商品レビュー

3.9

20件のお客様レビュー

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2010/05/28

シーボルトの娘、稲の…

シーボルトの娘、稲の苦労の多い生涯が描かれています。

文庫OFF

2022/07/30

日本に残されたお稲は偉大な父・シーボルトを慕って同じ医学の道を志す。女の身で医者になることなど想像すらできなかった時代に、父の門下生を各地に訪ね産科医としての実力を身につけていくが、教えをうけていた石井宗謙におかされ、女児を身ごもってしまう……。激動の時代を背景に、数奇な運命のも...

日本に残されたお稲は偉大な父・シーボルトを慕って同じ医学の道を志す。女の身で医者になることなど想像すらできなかった時代に、父の門下生を各地に訪ね産科医としての実力を身につけていくが、教えをうけていた石井宗謙におかされ、女児を身ごもってしまう……。激動の時代を背景に、数奇な運命のもとに生まれた女の起伏に富んだ生涯を雄渾の筆に描く吉川英治文学賞受賞の大作。

Posted by ブクログ

2020/05/08

シーボルトの娘「いね」の波乱の生涯 あるいは 女性自立ものがたり&教養小説 とみてもいいのであるが 事実上スパイだった医師シーボルトと遊女の間に生まれ 江戸時代末期、女でありハーフがゆえに辛酸刻苦して 女医第一号になったという それはそう強調してなくて淡々 吉村さんの筆は ...

シーボルトの娘「いね」の波乱の生涯 あるいは 女性自立ものがたり&教養小説 とみてもいいのであるが 事実上スパイだった医師シーボルトと遊女の間に生まれ 江戸時代末期、女でありハーフがゆえに辛酸刻苦して 女医第一号になったという それはそう強調してなくて淡々 吉村さんの筆は 末と維新後の歴史事実にものすごく詳細に詳細に 書かれてあったので、その雰囲気にのまれた つまり、その裏打ちがあるからこそ おいねさんがぴかりと光った女性だったのね との読後感なのである なるほどね、思うには思うが すっかり維新前夜維新後の歴史事実に目を覚まされた そりゃそうでしょ、港にゃ、外国軍艦押し寄せ 大砲ガンガン、略奪や乱暴狼藉もあった つまり侵略 対して日本の中は喧々諤々、まとまりゃしない 長い鎖国の平和ボケ、陰謀あり、暗殺あり 時代の急激な波に右往左往する人々 (まったく、今もってしてないか) 吉村氏の調べて書くという魅力にはまってしまい ちょうど教科書のようにも読めたわたしだった 今後この辺のものを読むのが楽しいかもしれない

Posted by ブクログ

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