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狗神
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 角川書店/ |
| 発売年月日 | 1993/11/30 |
| JAN | 9784048727884 |
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狗神
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
土着信仰に狗神伝説、血と性、そして逃れられぬ因縁の世界がここにある。 導入部からして翻訳もののモダンホラーを彷彿とさせるがそこからさらに一歩、二歩踏み込んで「和」の伝奇ホラーの世界を描いている。 突然起こる怪異や人々の息づく生活を描写する技術も巧みだし、使われるオノマトペが印象的...
土着信仰に狗神伝説、血と性、そして逃れられぬ因縁の世界がここにある。 導入部からして翻訳もののモダンホラーを彷彿とさせるがそこからさらに一歩、二歩踏み込んで「和」の伝奇ホラーの世界を描いている。 突然起こる怪異や人々の息づく生活を描写する技術も巧みだし、使われるオノマトペが印象的だ。クライマックスの盛り上がりには拍手喝采である。恐怖の底に人を引きずり込んでこそホラー=恐怖の世界なのだ。隅々まで堪能した。面白い。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ちょっ!ラスト!!! なんか『八月の母』から偶然にも四国が舞台(または四国出身の主人公)が続き、この作家さんの本を読んだ初めての作品も『死(四)国』で、偶然とは重なるものだなぁと思った。 前回読んだ『死国』は散々だったけれど、こちらはもう冒頭から吸い込まれた。ああ、いかにもこれは怖いわって。 何となくこれだけ四国の陰鬱とした作品を連続して読むと、四国ってそんなに辛気臭いところなん?って思ってしまうくらいに土地の情景描写が固定されている。そしてそこに住まう住人らも鬱々としており、いかにもこれから平和そうに見えながら惨劇が始まる雰囲気を醸し出している。 漆黒の闇と悪夢、堕胎された乳児の記憶、新しく赴任してきた教師。いくつかのパズルがどんどんと嵌りだし、物語はどんどんオドロオドロしくなってくる。憑き物をモチーフにしてしまうと非現実感が半端なくなりやすいが、この辺がうまく表現されていて違和感なく読めた。そしてだんだんとあーこれはって解けてくる。タブーとなる近親相姦が気持ち悪くも偶然であり、必然であり、そして血と血が混ざり復活する。 鵺伝説から来てるのかって納得。そして上手い構成だと感心した。狗神筋と忌み嫌われ、次生れてくるときはと、冒頭につながる。前作貶しちゃったけど、この作家さん、帯にも書かれているが宮部みゆきに続くホラー女性作家として注目していきたい。
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