1,800円以上の注文で送料無料

内田百閒と私 同時代ライブラリー145
  • 中古
  • 書籍
  • 新書
  • 1226-36-01

内田百閒と私 同時代ライブラリー145

中村武志【著】

追加する に追加する

内田百閒と私 同時代ライブラリー145

定価 ¥1,122

660 定価より462円(41%)おトク

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1993/04/15
JAN 9784002601458

内田百閒と私

¥660

商品レビュー

5

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/06/10

小説・エッセイの目白三平シリーズの作家、中村武志。彼が師と仰ぐのは内田百閒。本書は、百閒とのエピソードを真ん中に据えて、その前後を自身の生い立ち・来し方行く末で挟み込む。ユーモアとペーソスにあふれ、一気に読ませる。オリジナルは1986年刊。 この中村、百閒先生の教え子ではない。旧...

小説・エッセイの目白三平シリーズの作家、中村武志。彼が師と仰ぐのは内田百閒。本書は、百閒とのエピソードを真ん中に据えて、その前後を自身の生い立ち・来し方行く末で挟み込む。ユーモアとペーソスにあふれ、一気に読ませる。オリジナルは1986年刊。 この中村、百閒先生の教え子ではない。旧制中学卒業後、国鉄に就職し、事務畑で、社内報の編集などを担当する。24歳で百閒のファンとなり、28歳で初めて面会、33歳で百閒の家に出入りするようになる(百閒は53歳)。ま、押しかけ弟子だ。 百閒が「錬金術」と称する借金術。中村の解説を読むと、奥が深すぎるほど深い。確かに、同じ額のお金なのに、借金したお金は価値が高く、有難い。恥を忍んで借りる人間、無理をして貸してくれる人間、その心の動きもそこにある。まさに借金をめぐる哲学だ。 百閒は空襲で家を焼かれ、その後3年間は妻と3畳間の掘立小屋暮らし(黒澤明の映画「まあだだよ」の通りだ)。その後三畳御殿(3畳間×3)が建つまでの経緯がおかしい。中村の描いた百閒の家の見取り図も3葉挟まれている。 巻末に、娘(次女と三女)が語る百閒。百閒のエッセイには出てこないプライベートなことが語られている。これも興味深い。

Posted by ブクログ