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法月綸太郎の冒険 講談社ノベルス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社/ |
発売年月日 | 1992/11/05 |
JAN | 9784061816534 |
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法月綸太郎の冒険
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
かなり秀逸な短編集。…
かなり秀逸な短編集。「死刑囚パズル」「緑のドアは・・・」等も好きだが、食人の謎に挑む「カニバリズム宣言」が個人的に好き。
文庫OFF
中短編集。中でも特に…
中短編集。中でも特に巻頭の「死刑囚パズル」はきれいなロジックと意外な犯人で本格ミステリの教科書のような作品です。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
※2006/2/13のblogより転載 「死刑囚パズル」 死刑執行数秒前に死刑囚が殺された。 これから死にゆく者を殺すという矛盾に、法月綸太郎が挑む。 動機は?そして犯人は? 「黒衣の家」 親子の対立が激しい一家で、一番の実力者であり元凶でもある母親が死亡する。 犯人の動機は意外ながらも、純粋な感情に満ちていた。 「カニバリズム小論」 殺した女を口にした男が逮捕された。 法月は、彼の精神状態を、カニバリズムに詳しい友人のもとに相談に訪れる。 はっきりいって、グロくて嫌悪感に溢れる文章ですw 要するにカニバリズム=人食主義なわけですから、、、--; でも内容(作り)は○です。 「切り裂き魔」 図書館の本が、冒頭の数ページだけ切り裂かれるという事件が発生する。 何故冒頭のみが!?果たして犯人の意図するところとは? これは犯人の気持ちよ~くわかります(笑) ありゃ!!ネタバレになる!? 「緑の扉は危険」 本の蒐集家が、首を吊って死んだ。 そして、そこは密室だった。 怪しげな素振りを見せる未亡人。法月はこの密室の謎を解けるのか!? 密室系は、あんまり好きじゃないのですよ。別に理由はないんですけどね。でもこれに関しては納得できますね。密室マニアの方には物足りないでしょうが。 「土曜日の本」 同じ時間に、50円玉20枚を、1000円札に両替しに来る謎の男。 彼の正体を突き止めるべく、法月は尾行を始める。 この中で、一番好きなパターンですね。トリック云々とかではなく、作風というか全体的流れが。 「過ぎしに薔薇は」 いくつもの図書館で、短期間に何冊も何冊も、本を借りる女。 彼女は、借りる前いつも同じ行動を起こす。 しかし、返却日には何事もなく返却される。返却された本には一様に「ROSE iS ROSE IS・・・」と書かれた紙が挟まれていた。 なんとなく「切り裂き魔」と作風が似てますけど、こちらの方がせつない系かな。 初の法月本であります。 新本格派といわれるジャンルを読み始めて、度々耳にした作家先生だったので、読もう読もうと思っていましたが、中々読むことができず、今回ようやく読んでみました。 本作品は短編集で、一番最初の「死刑囚パズル」を数ページ読んだ段階で、なんかとっつき難いなと感じてしまいました。 というのも、本編を補足するための情報というか、説明というか、悪く言えばウンチクが、わたし的には細かくて多すぎるのかなあと感じてしまいました。 「死刑囚パズル」でいえば、拘置所のこととか、死刑執行の裏側とか、監獄法とかになります。 しかし、それはウンチクとかではなく、あくまでもディティールにこだわった故のものだと実感し始め、読み進めていくと、段々と面白くなり、最後には是非とも長編モノを読んでみたいと感じるようになりました。 まあウンチクでもそれはそれで京極夏彦先生で慣れているし(^^;
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