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グリフォンズ・ガーデン
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
発売年月日 | 1992/04/30 |
JAN | 9784152035127 |
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グリフォンズ・ガーデン
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
羽田をたって寝入っていた。まもなく千歳空港に着陸する。窓際にすわっている由美子が、わりとすぐに寝息をたてていたわ。「ゆめを見ていた。天然色の夢だったよ」 「どんなゆめ?」 「どこかの博物館で、部屋全体が巨大な脳細胞の模型になっていて、そのなかにフーコーの振り子があるんだ。ドーム...
羽田をたって寝入っていた。まもなく千歳空港に着陸する。窓際にすわっている由美子が、わりとすぐに寝息をたてていたわ。「ゆめを見ていた。天然色の夢だったよ」 「どんなゆめ?」 「どこかの博物館で、部屋全体が巨大な脳細胞の模型になっていて、そのなかにフーコーの振り子があるんだ。ドーム状の天井はプラネタリウムになっている」(中略)「ずっと現実だと思っていた」。 ゆめのなかで会ったことも見たこともないひとに出会ったことがある?しかも、名前まで決まっている。ひどく現実的なんだ。過去においてインプットされていない記憶なんだ。 由美子「わたしって、ゆめのなかで人の顔を見たことってないわ。これは誰々の映像だっていう情報があたえられるだけで、顔がでてきたことがないような気がする」 ぼく「いや、違うと思うな、未来においてインプットされた記憶だ」 由美子「未来とすでに並列することは、アリストテレスの原理の中の原理に反するわ」 「未来と記憶だって、並列できない」 機内から外に出ると、北国の春先の冷たい風にではなく、僕は震えていた。―イントロダクション 本書には、目次がありません。構成は、佐藤究さんの「ANK」のような感じで、ジャンルは、脳サイエンスミステリーなんでしょうか?主人公は「ぼく」と二人の女性 ぼくは、札幌のコンピュータ・サイエンスの研究機関(新世代コンピュータ技術開発機構(ICOT)がつくった研究施設)に研究員としてまねかれた。 門番にいた女性は藤野奈緒助教授、「グリフォンズ・ガーデンにようこそ」と声をかけてきた。「ひとりで札幌に?」 結婚はまだしていない「彼女はドクターコースですから」「言語学です。ぼくより、ずっと優秀ですけれど」研究施設には、グリフォンの石像がいたる所に設置されている。 彼女と暮らす札幌市内の⒉ⅬⅮK 美しい恋人。彼はそのバイオコンピュータのなかにひとつの世界を構築することを思いつく。 作品は、参考文献が多く著者の苦労が窺えます。落ちの面白さは、えっ!と思い読み直しました。 読書は楽しい。
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2019.12.18 読み始めてみたが、内容がからだに合わなさそうなので中途退場。 未必のマクベスはおもしろかったんだけどなー。 一生であと何冊読めるのかわからないのに興味が持てないものにしがみつくのはやめましてん
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最初と最後でぐるっとする仕掛け,結局のところ分かった様でわからないままだが,二組の恋人たちのクレバーな会話が,同じ様で違っていて,それが繰り返されているのか入れ子なのかあるいはパラレルなのか,,いろいろと考えるのが楽しかった.
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