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プラトーノフ作品集 岩波文庫
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プラトーノフ作品集 岩波文庫

プラトーノフ【著】, 原卓也【訳】

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プラトーノフ作品集 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介 内容:粘土砂漠.ジャン.三男.フロ-.帰還
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2000/08/19
JAN 9784003264614

プラトーノフ作品集

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商品レビュー

4

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2025/05/23

「ジャン」では衣食住全て与えられずの絶望的な状況に置かれた人々たちの温かみを感じる。砂漠に追いやられた犯罪者、奴隷たちが時間を経てジャンと呼ばれる少数民族となり、元ジャンの出が彼らを救い上げる話だが、タタール人、イヴァン雷帝らの500年の奴隷生活を経た人々は当然救いがたく、、 他...

「ジャン」では衣食住全て与えられずの絶望的な状況に置かれた人々たちの温かみを感じる。砂漠に追いやられた犯罪者、奴隷たちが時間を経てジャンと呼ばれる少数民族となり、元ジャンの出が彼らを救い上げる話だが、タタール人、イヴァン雷帝らの500年の奴隷生活を経た人々は当然救いがたく、、 他作品も子どものアンチ的な役割が状況をいくらか温かくしている。 ジャン(少数民族の呼称) 彼らには食物も未来への希望も安定した幸福もないが、お互いへの愛情のみ持っている、、という、、この描写がいくつかあり、それがかなりイイ

Posted by ブクログ

2023/10/13

巻末の解説に「自然派」との表現があった.確かにそういった趣の作品もあるが,本書の根幹である中編「ジャン」は,そういった表現にはとどまらず,南米のガルシア=マルケスやバルガス=リョサにも通じるような,不思議な作品だ.ただ,南米の作家の作品はジャングルのまとわりつくようなムッとする空...

巻末の解説に「自然派」との表現があった.確かにそういった趣の作品もあるが,本書の根幹である中編「ジャン」は,そういった表現にはとどまらず,南米のガルシア=マルケスやバルガス=リョサにも通じるような,不思議な作品だ.ただ,南米の作家の作品はジャングルのまとわりつくようなムッとする空気が感じられるのだが,「ジャン」の舞台は砂漠.飢えと乾きに苦しみ死と隣り合わせの砂漠.幻想ではなく死の白昼夢である.

Posted by ブクログ

2018/12/28

代表作の「ジャン」を始め、「粘土砂漠」「三男」「フロー」「帰還」から成る中短編集。好!き!だ!「ジャン」と「粘土砂漠」は、共に中央アジアの寂寞とした世界が舞台。空腹と乾きは決して去る事なく、「選ぶ」という自由も贅沢もなく、死と生の綱渡りを続ける登場人物達の過酷な日々が、シリア難民...

代表作の「ジャン」を始め、「粘土砂漠」「三男」「フロー」「帰還」から成る中短編集。好!き!だ!「ジャン」と「粘土砂漠」は、共に中央アジアの寂寞とした世界が舞台。空腹と乾きは決して去る事なく、「選ぶ」という自由も贅沢もなく、死と生の綱渡りを続ける登場人物達の過酷な日々が、シリア難民支援に携わっていた当時の自分が毎日相対していたケースとあまりにも似ていて、感極まって泣いてしまった。人は心を空にしても、何かを注いでも、何かを零しても、生きられるだけ生きる、そんな強烈なメッセージを孕んだ上記二作以外にも、大好きなヒューマニズム溢れる作品ばかりだった。特に「粘土砂漠」と「帰還」が好き。どの作品も、登場する子供達だけが異様で、嫌に大人びているのは、自由や創造性を奪い去った社会主義を暗に批判しているのだろうか。考察の余地が沢山ある作品だけど、額面通りに受け取っても良い。繰り返し読む度に新しい発見がある、オススメの一冊です。

Posted by ブクログ