- 中古
- 書籍
- 書籍
ダレカガナカニイル… 新潮ミステリー倶楽部
定価 ¥1,709
110円 定価より1,599円(93%)おトク
獲得ポイント1P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 1992/01/20 |
JAN | 9784106027277 |
- 書籍
- 書籍
ダレカガナカニイル…
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ダレカガナカニイル…
¥110
在庫なし
商品レビュー
3.3
8件のお客様レビュー
何十年ぶりかの再読。人の記憶はこんなにもあやふやなものか、と驚いた。記憶にあった物語の結末とまるで違っていたからだ。いやはや本当に驚いた。ダレカガイツノマニカカキナオシテいませんか?これ。僕の中の物語は、吉野桃紅の意識が葉山晶子へ飛び込んで、それに突き飛ばされた拍子に晶子の意識が...
何十年ぶりかの再読。人の記憶はこんなにもあやふやなものか、と驚いた。記憶にあった物語の結末とまるで違っていたからだ。いやはや本当に驚いた。ダレカガイツノマニカカキナオシテいませんか?これ。僕の中の物語は、吉野桃紅の意識が葉山晶子へ飛び込んで、それに突き飛ばされた拍子に晶子の意識が西岡悟郎の中に入ってしまった、という設定だったのに。そして最後は、それが明らかになりながらも晶子の意識が徐々に消えていくという悲しくも暖かなお話だったはずなのに。 井上夢人さんの小説は、本当に小説的な小説だといつも感じている。この本もまさにそう。殺伐とした展開の部分はあまり好きではないけれど、発想と丁寧な表現が、ああ今小説を読んでいるなあ、と感じさせてくれる。大好きです。 もしもできるなら、僕の記憶の中のダレカガナカニイルも書いてくれないかなあ。
Posted by
タイトル通り、火事が起こった日から誰かが頭の中にいるみたいに声が聞こえてくる話。そんな状況になったら私もパニックになるわ、と思いながら読んでたけど終盤そしてラスト、予想外過ぎてそうくるか、と。流石の一言!
Posted by
岡嶋二人を解散して、初の単独での作品です。岡嶋作品は、物語が動き出す中盤位からがやっと面白くなるという感じだったので、この作品もそれを期待して退屈なのを我慢して読み進めましたが、苦痛でしかありませんでした。カルト的な要素が強い上、とにかく長い。宗教の修行の話、「声」との堂々巡りの...
岡嶋二人を解散して、初の単独での作品です。岡嶋作品は、物語が動き出す中盤位からがやっと面白くなるという感じだったので、この作品もそれを期待して退屈なのを我慢して読み進めましたが、苦痛でしかありませんでした。カルト的な要素が強い上、とにかく長い。宗教の修行の話、「声」との堂々巡りの会話、病気の説明。最後のどんでん返しは主人公より先に気付きました。面白い展開だけど、いいの?そうなると、同じ時間、同じ空間に同時に存在してる事になるけど?って感じでした。
Posted by