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ダレカガナカニイル… 新潮ミステリー倶楽部

1,709円
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 1992/01/20 |
JAN | 9784106027277 |
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ダレカガナカニイル…
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商品レビュー
3.1
9件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
警備会社勤務の西岡は盗聴がバレて、地方に異動になった。そこでは宗教団体の警備をしていて、地域住民達から信者達を守っていた。ところが赴任早々、火事になり教祖が焼死する。その時に西岡に何かがぶつかり、それ以来西岡の中で女性の声が聞こえるようになり ―― 。 自分の頭の中で誰かの声がする、自分はおかしくなってしまったのではないか、と不安になるのは当然だと思います。 精神病ではないかと不安になり病院に行くのですが、私は信者の従兄弟のその精神科医が怪しいのではないかと思っていたのですが…。 頭の中の声とのやり取りが少し長すぎて飽きてしまいそうでした。
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何十年ぶりかの再読。人の記憶はこんなにもあやふやなものか、と驚いた。記憶にあった物語の結末とまるで違っていたからだ。いやはや本当に驚いた。ダレカガイツノマニカカキナオシテいませんか?これ。僕の中の物語は、吉野桃紅の意識が葉山晶子へ飛び込んで、それに突き飛ばされた拍子に晶子の意識が...
何十年ぶりかの再読。人の記憶はこんなにもあやふやなものか、と驚いた。記憶にあった物語の結末とまるで違っていたからだ。いやはや本当に驚いた。ダレカガイツノマニカカキナオシテいませんか?これ。僕の中の物語は、吉野桃紅の意識が葉山晶子へ飛び込んで、それに突き飛ばされた拍子に晶子の意識が西岡悟郎の中に入ってしまった、という設定だったのに。そして最後は、それが明らかになりながらも晶子の意識が徐々に消えていくという悲しくも暖かなお話だったはずなのに。 井上夢人さんの小説は、本当に小説的な小説だといつも感じている。この本もまさにそう。殺伐とした展開の部分はあまり好きではないけれど、発想と丁寧な表現が、ああ今小説を読んでいるなあ、と感じさせてくれる。大好きです。 もしもできるなら、僕の記憶の中のダレカガナカニイルも書いてくれないかなあ。
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タイトル通り、火事が起こった日から誰かが頭の中にいるみたいに声が聞こえてくる話。そんな状況になったら私もパニックになるわ、と思いながら読んでたけど終盤そしてラスト、予想外過ぎてそうくるか、と。流石の一言!
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