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かげろう砂絵 なめくじ長屋捕物さわぎ 光文社時代小説文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社／発売会社 | 光文社/ |
| 発売年月日 | 1992/07/20 |
| JAN | 9784334715557 |
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かげろう砂絵
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
なめくじ長屋シリーズ…
なめくじ長屋シリーズの第六弾。水中花や幽霊騒ぎなど今回も色々な趣向で楽しませてくれる。
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男だった死体がいつの…
男だった死体がいつのまにか女の死体に早代わり。確かに死んでいたはずの男は三途の川で追い返されて生き返ったという。そんな謎をたちどころに解き明かす浪人崩れのセンセーの頼もしさがおもしろい。小編で小粒なお話ばかりですが、ちょっとした合間に読みきれるのが嬉しいです。
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「なめくじ長屋捕物さわぎ」シリーズの一冊で、角川文庫では第六弾にあたる作品です。 第六話「ねぼけ先生」は、八辻が原に女砂絵師が現われます。センセーの商売敵が登場したと、下駄常やなめくじ長屋の連中はさわぎ出しますが、センセーは女のくわだてを見破り、その背後にある謎を明らかにします...
「なめくじ長屋捕物さわぎ」シリーズの一冊で、角川文庫では第六弾にあたる作品です。 第六話「ねぼけ先生」は、八辻が原に女砂絵師が現われます。センセーの商売敵が登場したと、下駄常やなめくじ長屋の連中はさわぎ出しますが、センセーは女のくわだてを見破り、その背後にある謎を明らかにします。時代小説仕立ての暗号解読ミステリかと思わず期待してしまいましたが、この期待は残念ながらはずれてしまいました。 もちろん本シリーズは本格ミステリではないのですが、初期のものにくらべると、ミステリとしての性格がすこし弱まっているようにも感じます。もっとも著者は、本シリーズを執筆するにあたって岡本綺堂の『半七捕物帳』を読みかえし、「いままでは、捕物帳はひとつの小説ジャンルだ、と思っていた。『半七捕物帳』は、江戸の風俗で持っている、と思っていた」と述べたうえで、「捕物帳に新手はいらない、そんな工夫をするよりも、まず半七にもどることだ」と気づいたと振り返っています。その意味では、初期の作品はまだすこし時代小説仕立てのミステリ作品を書こうとする力みがあったのかもしれません。むしろこのころの作品のほうが、著者がほんらいめざしていたものに近づいているとみなすべきなのでしょうか。
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