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少女架刑・星への旅(第1巻) 吉村昭自選作品出第1巻
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商品詳細
内容紹介 | 内容:死体.青い骨.さよと僕たち.鉄橋.服喪の夏.少女架刑.星と葬礼.墓地の賑い.透明標本.電気機関車.背中の鉄道.煉瓦塀.キトク.星への旅 |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1990/10/10 |
JAN | 9784106450013 |
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少女架刑・星への旅(第1巻)
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ーーこの短篇小説集におさめた十四篇は、二十四歳から三十九歳までに発表した短篇で、つまり、初期作品集である。ーー稚さはあっても対象にしがみつく若さ故の熱気が感じられる。ーー後記より 全篇が死への憧憬と冷然たる現実の死に浸りきっている。繰り返し出てくるモチーフは執拗に思え、作者自身の経験とどう繋がるのか非常に気になった。 肺病で肋骨を失ったこと、骨へのこだわりと愛着。線路の轢死。轢死体の切断、肉片となった上体ときれいな足。つい殺してしまうことと、つい死んでしまうこと。 普通には理解しがたい心の動き、メカニズムというものを見事に描いている。後年より概してファンタジックであるけれども、冷徹なまでの観察と記録するかのような描写はやはり吉村昭である。 後年のような息苦しさはなく、若い清らかさが感じられる。 読んで良かった。
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死の匂いが強烈に漂う作品ばかりで驚いた。 自身の結核に伴う、部分麻酔での肺の一部摘出手術という、 尋常ではない経験が書かせた作品群なのだろうか。 最初に読んだ吉村作品が「高熱隧道」だったため、 意外なギャップに驚き、楽しめた。
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「少女架刑」がやはり凄絶。 第一巻は骨・鉄道・墓・雛がメイン。 ずっと淡々としてて、一瞬激情が沸き起こって、終わり。 この本読んでると、ひいおばあちゃん家の臭いがする気がする(笑)
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