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新・平家物語(十六) 吉川英治歴史時代文庫62
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新・平家物語(十六) 吉川英治歴史時代文庫62

吉川英治【著】

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新・平家物語(十六) 吉川英治歴史時代文庫62

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商品詳細

内容紹介 内容:静の巻(つづき).吉野雛の巻
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1989/10/11
JAN 9784061965621

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商品レビュー

4.4

9件のお客様レビュー

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2019/07/11

『MASTER PIECE』

とにかく長いお話で、体力を使いました。 それだけに、平安時代後期から鎌倉時代前期の社会を タイムマシンで見てきたなって感じです。 生まれた時代が過酷なカオスだとしても、 考え方が大事なんだと、阿部麻鳥から学ぶことができました。 「ボーッと生きてんじゃねえよ!」っ...

とにかく長いお話で、体力を使いました。 それだけに、平安時代後期から鎌倉時代前期の社会を タイムマシンで見てきたなって感じです。 生まれた時代が過酷なカオスだとしても、 考え方が大事なんだと、阿部麻鳥から学ぶことができました。 「ボーッと生きてんじゃねえよ!」って言われちゃって…。

クラシカルなMK

2022/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

16巻に渡る吉川英治の新平家物語の最終巻。嘗て栄華の極みを見た朱鼻の伴卜や奥州の吉次・新宮十郎行家も呆気ない最期を遂げ、義経忠臣の佐藤忠信や伊豆守源有綱も凶刃に倒れる。堅田衆や藤原秀衡の助けもあり、権力争いから抜け出し慎ましく生活していた義経も戦乱の因果には抗えず、秀衡の子泰衡に寝首をかかれ、妻百合野と子と共に衣川にて果てる。また、時代の寵児頼朝の死後、源氏内の権力争いが泥沼化し、実朝が公暁に暗殺され源氏3代で滅んだ事も、史実が示した通りである。権力争いに巻き込まれる限り、「盛者必衰」は避けられぬ理であることがよくわかる。 一方、麻鳥・蓬夫婦や那須大八郎が見つけた椎葉村の平家残党、敦盛を討った後発心し、出家の上法然の弟子となった熊谷直実の様に、この世の権力争いから身を引く事で地上の極楽を見出した人間もおり、真の幸せとは何かを問いかけている。出世することが幸せなのか?有名になる事が幸せなのか?そうでは無くて、気の置けない人々に囲まれ、慎ましく暮らす事こそが幸せなのだと示唆していると感じる。 ボリュームが凄かっただけに、読破の達成感もひとしおであった。また読み返したい。

Posted by ブクログ

2019/03/01

最終巻は前巻以前と比較して話の展開が早く、ある意味“後日談”のようになっている。 結局のところ、頼朝もいつか来た道を辿るという、人間の愚が強調されているが、その中にも、幾ばくかの良心が存在することを吉川は示したかったのだろう。 それを、義経とその郎党、阿部麻鳥、あるいは富樫泰...

最終巻は前巻以前と比較して話の展開が早く、ある意味“後日談”のようになっている。 結局のところ、頼朝もいつか来た道を辿るという、人間の愚が強調されているが、その中にも、幾ばくかの良心が存在することを吉川は示したかったのだろう。 それを、義経とその郎党、阿部麻鳥、あるいは富樫泰家に代弁させているのではないか。

Posted by ブクログ

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