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大雪のニューヨークを歩くには
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 1988/05/10 |
JAN | 9784480830920 |
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大雪のニューヨークを歩くには
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20年以上前に「ニューヨーカー」に掲載されていた、ニューヨークについての、ひっそりとした視点の数々。 ここに書かれていることのの大半は、行き交う人々の足とか、屋上の給水塔のデザインの違いとか、マンホールの模様の豆知識とか、ごみ収集トラックの模様とか、NYの街の一部になりたがってい...
20年以上前に「ニューヨーカー」に掲載されていた、ニューヨークについての、ひっそりとした視点の数々。 ここに書かれていることのの大半は、行き交う人々の足とか、屋上の給水塔のデザインの違いとか、マンホールの模様の豆知識とか、ごみ収集トラックの模様とか、NYの街の一部になりたがっている雪とそうでないものの違いとか・・・目には留まっているけれど、思考が追いつかずそのまま視界を通過していくものたち。 それらについて軽やかに(それも可笑しく!)記しているこれらのお話は、何年もシティに住んでいる人にとってさえ、きっと新鮮な愉しみになったんでしょう。 なんといっても、一緒に掲載されている著者のスケッチが素敵。モノトーンのざかざか描きなんですが、こういうスケッチが描けると、旅は、毎日は、きっといとおしい軌跡になるなぁ。 シティを離れた人にとっても、シティにまだ行ったことのない人にとっても、あの街とあの街に住む人の意図しないかわいらしさ(それは決してsex and the cityのような派手なものではない)は十分伝わるものだと思います。 著者については恥ずかしながら存じ上げなかったんですが、文章はちょっと皮肉屋の小粋なおじいちゃんと言った感じ。 絶版だそうなので、大切にします。 私個人にとっては、大半が「あらーそういう目線で見たことなかったから気付かなかった!でも確かにそうだったかも!」とからから笑いながらも、懐かしさで心が和らぐ一冊でした。こういう本、本棚にいつまでもとっておきたい。 またNYに戻る時には、この本をかばんに忍ばせて、小さな旅をしたいです。
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必ずしも必要ではないけれど、ずっと世の中に存在しつづけるもの。うまく説明できないれど、つい気になってしまう何か。誰かに話すほどの話題性もとくにない。そんな、ささやかな何かと僕はずっと付き合っている。これからもそうだろう。電柱に寄りかかっている壊れた自転車にも、語るべき何かはあるし...
必ずしも必要ではないけれど、ずっと世の中に存在しつづけるもの。うまく説明できないれど、つい気になってしまう何か。誰かに話すほどの話題性もとくにない。そんな、ささやかな何かと僕はずっと付き合っている。これからもそうだろう。電柱に寄りかかっている壊れた自転車にも、語るべき何かはあるし、屋上の給水塔にもそれぞれの哲学がある。ひっそりとした宇宙だけど、僕はそんな宇宙が気に入ってるし、守りたい。オルタナティブという宇宙を開いて見せてくれた一冊。残念ながら絶版。
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