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浪子のハンカチ 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | 内容:浪子のハンカチ.酒井妙子のリボン.「坊ちゃん」の教訓.お玉の家にいた女.お宮の松.テ-ブル稽古.大学祭の美登利.モデル考 |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社/ |
発売年月日 | 1988/01/01 |
JAN | 9784309402109 |
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浪子のハンカチ
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
『金色夜叉』や『不如…
『金色夜叉』や『不如帰』など、近代文学を題材にしたミステリー小説集です。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昭和54年、1979刊。 中村雅楽シリーズが面白かった、と友人に話したら、この本を勧められたので、図書館で借りた。 図書館で自動書庫から出してもらったのは(おそらくオリジナルの)角川版だった。 ゆるい雰囲気の文学探偵、というようなストーリー。 昭和の演劇人のビッグネームがいくつも飛び出す。 出演者に水谷八重子、波野久里子(中村さんちのおばあちゃん?)だったり、脚色が久保田万太郎の手によるものだったり。すごい時代。 この本が書かれた昭和にはすでに明治文学が遠い、硬い存在だったのだなと興味深く読んだ。 雅楽シリーズの竹野も登場。 クスリと笑えるくらいのシンプルなオチ、明快な文章、文学の紹介が楽しい。 坊ちゃんの教訓 お玉の家にいた女 お宮の松 とても面白かった。 特に、坊ちゃんの教訓は、森博嗣にもありそうなオチ。 大学祭の美登里、ではじめて知ったのは、歌舞伎では源氏物語を戦後まで扱えなかった。皇室に関係のある話だから、ということ。へーーーー。
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演劇や演芸に造詣が深く、ミステリの著作もある 著者ならではの短編集。 各話のオチには、ニヤリとさせられたり、一寸、 怖気がついたり、かなり愉しんだ。 しかし、男というのはしょうがないものだと 苦笑させられる。
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