私の名はリゴベルタ・メンチュウ マヤ=キチェ族インディオ女性の記録

エリザベスブルゴス【著】, 高橋早代【訳】

• 販売会社／発売会社: 新潮社/
• 発売年月日: 1987/01/20
• JAN: 9784105195014

商品レビュー

2021/07/10

レポート提出が迫る中、慌てて一読。綿々、かつ、繰り返されながら語られる伝統と現実の重さに圧倒される。女性であることに立脚しつつ、戦わざるを得ない状況にあることも心から叫ぶ。平易な語り口で、善悪もはっきりしている構造なので、一見分かりやすい様に思えますが、触発されて、自分で、考えをめぐらしはじめると、キリがなくなる難しさをもっていると思います。

2013/06/19

グアテマラの先住民インディヘナの伝統的な記述が興味深い。「本当に？」というようなことも、今なおグアテマラでそのまま残っている。あとは、内戦に関して。インディヘナたちが土地にどれだけ愛着を持っているか、それを奪うことの意味を再確認した。

2009/01/10

グァテマラのインディヘナ、キチェ族のリゴベルタ・メンチュウがパリで語った話をまとめたものです。
凄惨を極める虐殺のこと等、目を覆いたくなる箇所も多かったです。
あんなひどいことが本当にあったなんて。
私なら思い出したくもないから人に語るなんてきっと辛くてできないだろうな。
リゴベルタが語る彼女のcomunidadのこと、インディヘナの生活、風習などとても興味深かったです。
威厳をかけて命も顧みず政府と戦うインディヘナの勇気と現状を変えようという努力には感服しました。