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デカメロン(上) ちくま文庫
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デカメロン(上) ちくま文庫

G.ボッカッチョ【著】, 柏熊達生【訳】

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デカメロン(上) ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 1987/10/28
JAN 9784480021755

デカメロン(上)

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商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

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2020/12/24

久しぶりに読んだ。 学生の時、なんとなく買ってみた本。 どんな高尚なことが書かれているのだろう、と思っていたら、エロ話のオンパレードで驚いた記憶がある。 第1日目は比較的真面目な話が多いのだが、第2日目から崩れだし、第3日目には全てエロが絡んでくる。 出だしのペストが流行った世の...

久しぶりに読んだ。 学生の時、なんとなく買ってみた本。 どんな高尚なことが書かれているのだろう、と思っていたら、エロ話のオンパレードで驚いた記憶がある。 第1日目は比較的真面目な話が多いのだが、第2日目から崩れだし、第3日目には全てエロが絡んでくる。 出だしのペストが流行った世の中の描写が、本当に怖い状況とはどのようなものなのかを垣間見れて、参考になった。 【memo】 ダンテの「神曲」に対して、「人曲」とも呼ばれるらしい。 1999.3.3 デカメロンは長い物語で、上中下とある文庫本のうち、今回は上のみを読んだ。他の2冊も後々読もうと思うが、実に欲情の話が多く、最後の方は少々読むのに疲れてしまった。しかし、いやらしい文体でなく、実にさっぱりとしていて、Witに富んでいて、面白かった。長い物語ではあるものの、内容的には短編集だ。この本には人間の滑稽な姿が多く描かれているように思う。また、知恵も。作中人物の話す言葉はいささか大袈裟で、外国の作風を否応なく感じさせるが、まあ、人間、どこの国でも共通する滑稽さがあるなぁ、と思った。

Posted by ブクログ

2020/09/05

14世紀半ばに大流行したペストを逃れるため、フィレンツェ郊外に引きこもった男女10人が1人1日1話ずつ10日に亘って語り合った100の物語集。そんな時代背景を知らずに読んだのだが、何とも今のコロナ禍の状況にふさわしい書であった。猥談あり、恋愛話あり、冒涜あり、失敗談あり、内容はす...

14世紀半ばに大流行したペストを逃れるため、フィレンツェ郊外に引きこもった男女10人が1人1日1話ずつ10日に亘って語り合った100の物語集。そんな時代背景を知らずに読んだのだが、何とも今のコロナ禍の状況にふさわしい書であった。猥談あり、恋愛話あり、冒涜あり、失敗談あり、内容はすべて笑い話。さしずめ「すべらない話」のルネサンスヴァージョンといったところ。やはり、このような陰惨で気の滅入る閉塞状況を和らげてくれるのは笑いの力である。

Posted by ブクログ

2019/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

基本的に艶話ですので 18歳未満の人にはちょっと刺激が強いかなー ただ、そういう表現に関しては きちんとぼやかしているのよ。 このぼやかしているのがポイントで うっ、とは人によっては思うはず。 ペストから逃れてきた7人の女性(ちょっと若いとはいいがたい)と3人の男性が織りなす物語たち。 基本エロスですよ。 だけれども、それをいかにしてその頭で 逃れていくかについてがまた面白いのよ。 傑作は何万回も愛の睦言をした女性が いけしゃあしゃあと純潔を表明する奴。 人っつうのは(笑) まあ、それもまた人なりよ。

Posted by ブクログ

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