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重い砂 炎の愛に生きた我が母へ
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重い砂 炎の愛に生きた我が母へ

アナトーリールィバコフ【著】, 北畑静子, 長島七穂【訳】

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重い砂 炎の愛に生きた我が母へ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 偕成社/
発売年月日 1987/12/01
JAN 9784030180109

重い砂

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2022/03/07

ゲットーで歌は禁じられていた。歌ったら射殺される。大声で話し合うと50回のむち打ち刑、歌は射殺と決まっていた。ひとりが歌い出せば他の者も歌い出し、みんなが歌い出す。歌は彼らを人間にする。だが彼らは虫けらなのだ。虫けらは誰もが知っている通り、歌わない。とはいっても、いくつかのゲット...

ゲットーで歌は禁じられていた。歌ったら射殺される。大声で話し合うと50回のむち打ち刑、歌は射殺と決まっていた。ひとりが歌い出せば他の者も歌い出し、みんなが歌い出す。歌は彼らを人間にする。だが彼らは虫けらなのだ。虫けらは誰もが知っている通り、歌わない。とはいっても、いくつかのゲットーでドイツ人どもは楽団を作った。彼らはポピュラーな「コルニドレ」(秋の祭りにユダヤ教聖堂で歌われるユダヤの歌)や「母への手紙」(エセーニンの詩を元にした有名な歌)を演奏した。それから性格には覚えていないが、ビリニュスかミンスクのゲットーでは有名な歌手ゴレーリクにユダヤ人の歌を歌わせていた。収容所に入れられている何千人もの人間が広場に整列させられ、その前でゴレーリクが歌い、楽団が、人々が子供の頃かr亜馴染んでいる歌を奏でた。歌を聞いて人々は泣いた。やがてみんな射殺されるために連れていかれた。

Posted by ブクログ

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