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自家製 文章読本 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 1987/04/01 |
| JAN | 9784101168197 |
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自家製 文章読本
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商品レビュー
3.7
22件のお客様レビュー
井上ひさし流の文章作…
井上ひさし流の文章作法を説いた作品。独特の視点から捉えられていて興味深いです。
文庫OFF
1984年刊。 谷崎、志賀、川端、三島、野間、鶴見、丸谷……。井上ひさしがいろんな文章読本を読みながら、文章について考える。いわばメタ文章読本。 随所で出てくるのは、格調の高い文章を重んずる三島由紀夫。メインターゲットはこの読本。たとえばオノマトペ。三島は、鷗外がオノマトペを極力...
1984年刊。 谷崎、志賀、川端、三島、野間、鶴見、丸谷……。井上ひさしがいろんな文章読本を読みながら、文章について考える。いわばメタ文章読本。 随所で出てくるのは、格調の高い文章を重んずる三島由紀夫。メインターゲットはこの読本。たとえばオノマトペ。三島は、鷗外がオノマトペを極力使わなかったので、文章が格調高いものになったと主張するのだが、井上は鷗外が効果的にオノマトペを使っている例をいくつもあげている。 認識や記憶のプロセス、注意容量、短期記憶のスパンなどの点から、文章を考察している章はみごと。当時の専門的な研究者(認知心理学者)でも、ここまでわかりよくは書けないかも。 丸谷才一の文章読本には詳しく触れてはいないが、ベタ褒めしている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『自家製 文章読本』は、作家・井上ひさし氏が日本語の文章作法について独自の視点から考察したエッセイ集です。本書は、従来の文章読本の常識を覆す内容であり、文学史に残る名作から現代の広告文まで、多彩な例文を引用しながら、文章術の極意を探求しています。 冒頭で井上氏は、「話すように書くな」と主張し、口語と文語の違いを強調します。話し言葉のまま文章を書くことの問題点を指摘し、書き言葉としての日本語の特性を理解する重要性を説いています。 次に、「透明文章の怪」と題し、簡潔で明瞭な文章が必ずしも良い文章ではないと論じます。井上氏は、文章の奥行きや深みを持たせるためには、適度な曖昧さや複雑さが必要であると述べています。 「文間の問題」では、文章と文章の間に生じる余白や間(ま)の重要性を取り上げます。この間が読者に思考の余地を与え、文章全体のリズムや流れを形成する要素であると解説しています。 さらに、「オノマトペ」の章では、日本語特有の擬音語・擬態語の豊かさに触れ、これらを効果的に使うことで文章に生動感を与える方法を紹介しています。 「踊る文章」では、リズムや音楽性を持った文章の魅力について考察し、言葉の選び方や配置によって、読者に心地よいリズムを感じさせる技法を解説しています。 「冒頭と結尾」では、文章の始まりと終わりの重要性を強調し、読者の興味を引く効果的な書き出しや、余韻を残す締めくくりの方法について具体的な例を挙げて説明しています。 「和臭と漢臭」およびその拾遺では、和語と漢語の使い分けや、それぞれの持つニュアンスの違いを分析し、文章に多様性と深みを持たせるための語彙選択の重要性を述べています。 「文章の燃料」では、文章を書くためのエネルギー源としての知識や経験、感情の重要性を説き、豊かな文章を生み出すための内的資源の蓄積を促しています。 「形式と流儀」では、文章の構成やスタイルについて考察し、伝統的な形式にとらわれず、自分自身の表現方法を見つけることの大切さを強調しています。 最後に、「読むことと書くこと」の章では、良い文章を書くためには多くの文章を読むことが不可欠であり、読書を通じて得られる知識や表現力が、文章作成において重要な役割を果たすと述べています。 本書は、井上ひさし氏の豊富な知識と独自の視点から、日本語の文章作法を深く掘り下げた一冊であり、文章を書くことに興味がある人々にとって貴重な指南書となっています。
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